2006-01-01から1年間の記事一覧

My Favorite CD (2006 Best10+10)

CD

誰にも依頼されてなくても、勝手に考えて勝手に公表。12月に中旬ぐらいから結構考え込んでいた。全てまとめてベスト10ということは難しいので、インストと歌ものに分割。追記で色々補足。インスト編 (順位無し ABC順) 歌もの編 (順位無し ABC順) こうい…

Punkt

CD

ディスク・ユニオン新宿ジャズ館の、北欧ジャズコーナーのポップに煽られて購入したPunktの『Crime Scenes』。Sidsel EndresenやNils Petter Molvaerに加えて、David Sylvianが参加したと書いてある。Punktというユニットはまるで知らない上に、レーベルもPu…

Cesaria Evora

CD

Cesaria Evoraは中村とうよう氏が嫌いな歌手の一人。MM読者のオレとしては危うく無視してしまった可能性があったわけだけど、たまたま試聴した時に気に入って、それ以来、大体新作は聴いている。今年でた新作の『Rogamar』は、海外では今年の前半に出ていた…

In the Country

CD

一時期、急にジャズ(ピアノ・トリオ)を聴いていると言い出すヤツが周りに増えたことがあった(といっても2人ほどだけど)。いったいそこで何が起きているのかと思ったら、澤野関係の音が何かで注目されて、それの影響でそういう事が起きていた。だけど澤野…

Tom Ze

CD

Gilberto Gilの時に書いたと思うけど、ボサノヴァをJoao Gilbertoでまかなって、MPBはCaetano Velosoを注視することで余り深追いしないようにしている。だけど、Gilberto Gilを買ってしまったので、「やっぱこれも・・・」と、Tom Zeの新作『Danc-Eh-Sa』を…

Rachid Taha

CD

前作『Tekitoi?』でThe Clashの「Rock the Casbah」をカバーして、皆の心を鷲掴みにしたRachid Taha。その『Tekitoi?』は、アルジェリア系フランス人というTahaの個性が生きたロックな音だったけれど、そのせいでちょっと飽きやすいという側面も持っていた…

Brandon Ross

CD

Inxitocateから『Costume』に続くBrandon Rossの2nd『Puppet』が出た。これを聴いて誰がどう思うのかわからないけれど、オレにはこれ、AORとして聴く事が出来る。但し、ジャズとかアヴァンといった音を聴いた上でのAOR。音的にはCassandra Wilsonの『Blue Li…

Derek Bailey / Cyro Baptista

CD

この手の音の新譜の情報は殆ど手に入れる事できず、店頭とか、この手の音が好きな人のサイトをチェックして気付くしかない。Derek BaileyとCyro Baptistaの『Derek』は、amazon.co.jpをウロウロしてて偶然見つけたものだった。この組合せでは以前に『Cyro』…

高柳昌行

ライブではないけれど、ライブ映像を見るという事で、昨夜はボーナス・トラックの様な『高柳昌行ビデオ・コンサート Vol4』に行った。復活した表参道のクリスマス・イルミネーションを横目に、エクスレルムに向かう。 この高柳昌行のビデオ・コンサートはVol…

Jaco Pastorius

CD

なんども発売延期を繰り返し、やっと出た『The Early Years Recordings 1969-1975』。元々、未発表録音とか私家録音を収録した『Portrait of Jaco』という、Jaco Pastoriusのキャリア最初期のアンソロジーがあったのだけれど、その『POJ』にはインタビュー等…

近藤等則

近藤等則と言えば、日本のフリージャズ・シーンにおいて最も有名な人の一人。だけどライブどころかCDもあまり聴いていない。でも、昨年Tzadikから出た『風狂』は、そのレーベルとトランペットの無伴奏ソロという事に惹かれて購入した。その『風狂』はなかな…

ヒカシュー

CD

巻上公一の歌(声)の魅力に取り付かれ、ヒカシューの新作『転々』を購入。ヒカシューの名前は当然知っていたけれど、まだテクノに嵌っていた頃に買った『Retoroactive』しか聴いていない。これまでにも時々『ツイン ベスト』とか『Hikashu History』といっ…

Gilberto Gil

CD

ブラジルにはボサノヴァという音楽のジャンルがあるらしく、それについての定義みたいなものもあるらしい。その事というか、ボサノヴァ絡みの話で数年前に某掲示板で徒党を組んだヤツラに絡まれた事がある。詳細までは覚えていないのだけど、オレはStan Getz…

Jerry Lee Lewis

CD

80年代半ば頃からロックを聴くようになって、だけどその頃のメジャーなロックには求心力のあるものは少なく、当時つるんでいた連中とレコードを貸しあったり、ラジオを聴いていればそんなに不自由しなかった。そうこうしているうちに、ちょっと知ったかぶり…

鈴木正人

CD

Intoxicateというのは実質的にタワレコのレーベルで(実際はタワレコの子会社)、レベル・ポリシーはわからないけれど、渋谷タワレコ5階の感触の強いレーベル。そのラインアップはさすがといえる面子で、オレも最初のTica以外は持っている。そのIntoxicateの…

芳垣安洋KC7

昨夜のピットインは、VAに続いて冬の芳垣安洋2daysの2日目。KC7というユニットでのライブ。頭に思い浮かぶのは6月のKC5。一応ジャズ的な演奏で、ジャズに拘らない演奏を行うライブだったけれど、今回はベースを吉野弘志から鈴木正人に変更し、さらに内橋和久…

Vincent Atmicus

昨夜のピットインは、芳垣安洋率いる人気ユニットVincent Atmicus。当然向かう。当たり前。基本。 さすがに集客率高い。立見もいたので満員状態と言える。メンバーがステージに上がり、一通りのメンバー紹介後、なんとベースの水谷浩章が急遽休みになったと…

Roger Turner / 内橋和久 / 天鼓 / 巻上公一

先月のAltered Statesのライブ時に配られていたチラシの中に、「Roger Turner&内橋和久」というものを見つけて、内橋となんだかよく知らないドラムの人のセッションがあることを知る。内橋がドラムとフリーをやるのなら当然興味がわいて、ネットでRoger Tur…

Sonic Youth

CD

今年のSonic Youthは新作『Rather Trip』を始め、『Sonic Youth』(リマスタリング再発 ボートラ付)とか『Whitey Album』(SYの変名プロジェクトCiccone Youth名義 リマスタリング再発 ボートラ付)とか『Psychic Hearts』(Thurston Mooreのソロ リマスタ…

Tom Waits

CD

オレはタバコを吸うのだけど、そのきっかけになったのは、別につっぱらかったりカッコつけじゃなくて、声を潰したかったからだった。場末のブログとは言え、何歳の頃から吸ってるかなんて書けないけれど、とにかくまだ高かった自分の声がイヤで、それをどう…

芳垣安洋 / 佐藤研二 / 原田仁

先週は週を通して体が不調で(といっても風邪とかではなく外科系の痛み)、必要以上の事を喋ることが出来ないぐらい辛かった。オレは電話を左手で持つので、左腕の肘も痛い状態だったから、仕事中の電話でも「はい、はイ、ハイ(ガチャ)」で電話を切る事が…

音遊びの会

CD

このところ反省する事が多いのだけど、『音の城 / 音の海』はその中でも特にそう思う部分が多い。 大友良英のブログで、彼が知的障害の子供達と音楽を通してのコミュニケーションをはかるワークショップに参加して、その成果のコンサートの模様がCDとして発…

Alva Noto / 坂本龍一

DVD

Alva Notoと坂本龍一のヨーロッパ・ツアーのDVD『Insen Live』が、やっと店頭に並ぶようになった。10月に見たコンサートの物販でも売っていたけれど、ライブのすぐ後にDVDを見る気にはなれないので、店頭に出回るのを待っていた。 当然日本ツアーと同内容で…

Nine Horses

CD

昨日のFenneszの『Endress Summer』から繋げて『Venice』まで聴くという事に更に付け加えるなら、『Blemish』のリミックス盤の『The Good Son vs. The Only Daughter』という事になる。そしてさらにこのリミックスに参加したリミキサー陣につなげてくとする…

Fennesz

CD

Fenneszの『Endress Summer』を聴いていると、タイトルの様に夏の終わりを思う人もいるかもしれないけれど、もっと先の終わりも感じる。未来的だけど既に視た感じがある。 David Sylvianの『Blemish』でオレはFenneszの名前を覚える事になった。けど、それま…

内橋和久 と ダブ平&ニューシャネル

CD

Puzzle Punksをやっとの事で聴いたのは『内ダブ』を聴いたからだった。初めはタイトルを見ただけでは何なのかわからないCDだったけど、とにかく内橋和久の名前が前面に出ているのだから買わないわけにはいかない。パッケージが段ボールで出来ているので、主…

Puzzle Punks

CD

音楽をやっている人、それを英語でミュージシャンと言うのだと思うけれど、ミュージシャンをアーティストと呼んだり、自分自身をアーティストと言うミュージシャンがオレは嫌いで、でもオレの好きな音楽をやっているミュージシャンの中にも、自分自身をアー…

Kahimi Karie

CD

新作の『Nunki』購入後大分経つけれど、Kahimiの声に両手を上げている状態のオレがこの作品について何か言うのも白々しいと思うので、黙ってお気に入りリストに上げるだけで終わらせようと思っていた。けれど、少しだけ。 プロデュースに大友良英、Jim O'Rou…

Rovo

昨夜、「新木場か。いい加減東京も長いけれど、あそこに行ったこと無いなあ。あんなところにライブハウスがあるのか・・・」と、ブツブツいいながら向かった先は、Rovoのライブが行われるスタジオコースト。人間関係の希薄なイメージの東京といえども、下町…

浜田真理子

CD

浜田真理子ねーさんの新作『夜も昼も』。恐らくレコファンでは手に入らないとふんでいたので、タワレコで手に入れるしかないと思い、11/2の八木美知依さんとJason Roebkeのライブ後、渋谷のタワレコに向かって前日入荷を手に入れるつもりだった。が、オレは1…