2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

The Red Krayola with Art and Language

CD

『Introduction』の時に書いたように、The Red Krayolaの古い作品やそのバイオグラフィー的な事は殆ど知らない。なので新作 『Sighs Trapped by Liars』の連名の対象であるArt and Languageというイギリスのアート集団と過去にも共演作があったとライナーに…

Thurston Moore / Chris Corsano / Paul Flaherty / Wally Shoup

CD

Thurston MooreがJim O'Rourke御用達のドラマーChris Corsanoと、全く名前を知らなかったPaul FlahertyとWally Shoupという2人のサックス奏者の計4人で作ったのが『The Roadhouse Session Vol.1』。 これは完全にフリージャズな世界で、サックスの2人の咆哮…

Thurston Moore

CD

Thurston Moore絡みの作品は、Sonic Youthを外しても連名作だけでなくソロ名義でもいくらかある。けれど、通常のソング・フォーマットに則したもの、要するに歌モノの作品は『Psychic Hearts』ぐらいだったけれど、久々に『Trees Outside the Academy』が歌…

Neil Young

どうも最近リリースのチェックが甘い。レコファンに行って、「こんなの出たのか」と思うような事が多々ある。それが日本盤なら帯に書いてある事でそれがどういうものかわかるけれど、輸入盤でポップもついていない様な物は、それが純粋な新作なのか未発表も…

Bruce Springsteen

CD

『Live in Dublin』が出たばかりだったので、『Magic』がリリースされた時は結構早いタイミングだと思ったけれど、実際にオリジナル・アルバムとしては『Devil and Dust』から2年ぶりという、短いスパン。 『Magic』は久々のロックなSpringsteenという事で話…

Bruce Springsteen with the Sessions Band

ご多分に漏れず、オレは『Born in the USA』のメガヒットでBruce Springsteenを知った。その後Springsteenの新作が出るたびに、それを手にしてきた。正直言って、Springsteenを聴いているという事を黙っていた期間は結構ある。聴いているという事をいう事が…

Levon Helm

CD

The Bandはそれなりに聴いているけれど、そのメンバー達のソロに関しては、Robbie Robertsonのものを少し聴いた事がある以外は全くフォローしてなかった。だけどLevon Helmの『Dirt Farmer』が新作として並べられているのを見て、そのジャケットの雰囲気に惹…

Kevin Ayers

CD

オレにとってSoft Machineを知るきっかけは、Robert WyattではなくKevin Ayersだった。Ayersの『Fallin Up』というアルバムを高校生なガキの頃に手に入れて、その後Ayersが在籍したバンドとしてSMを聴く事になった。そのAyersの新作とWyattの新作が同時期に…

Robert Wyatt

CD

Soft Machine時代のRobert Wyattがどういう考えの持ち主だったかしらないけれど、ソロで音楽を発表するようになってからのWyattの音楽を聴く時、その思想の部分と何らかのリンクを考えさせるようなものがあった。と言っても、オレがWyattを聴きだしたのは『S…

Marcos Fernandes / Bill Horist / K.K.Null

昨日も仕事の時間が終わってから、なんとなくスーパーデラックスのHPを見る。どうもインプロなライブをやるっぽい事がわかる。面子を見る。K.K.Nullの名を発見。Zeni GevaのNullだ。1年前にThe Red Krayola目当てのライブで同じくZeni Gevaのタバタのライブ…

Satoko Fujii Special Session

昼間は明るい陽射しもあったのに、昨夜ピットインへ向かう時間にはかなりの冷え込み。それでも11月中はコート的なものを着たくないというわけのわからない考えがあり、めげそうになりながらもピットインへ向かう。 昨夜はSatoko Fujii Special Sessionという…

Rock'n'Roll Gypsies

いつの間にオレにとってそういうバンドになったのか覚えていないけれど、Rock'n'Roll Gypsiesの単独ライブが都内であれば、出来るだけ見に行きたいと思うようになり、昨夜のロフトに向かった。 前回と同じように、キャバクラの呼び込みの兄ちゃんたちを横目…

Kip Hanrahan

CD

Kip Hanrahanの作る音楽を大まかに言うと、キューバ音楽をジャズ系ミュージシャンがNYのセンスで演奏したものだと思う。そこに色々なエッセンスを上手く塗すのがHanrahanのセンス。これまでにも、Arto Lindsay、David Murray、Jack Bruce、Don Pullen等を上…

Caetano Veloso

CD

『Multishow Ao Vivo-ce』は昨年リリースされた『ce』のライブ盤といった性格のもの。あくまでも『ce』ありきのものだし、これと『ce』のどちらかを選択する必要があるならば、間違いなく『ce』を選ぶ。と言う事ぐらいしか書く事は無いけれど、Caetano Velos…

にほんのうた 第一集

CD

MMでのレビューを読んで興味を持ちながらも、繰返し聴くようなものじゃ無いと思って購入を控えた『にほんのうた 第一集』。ところが職場の知人がこれをもっていて「面白いから聴いてみ」と、積極的に貸してくれた。 その知人は三波春夫とコーネリアスの「赤…

Manu Chao

CD

90年代初頭、『King of Bongo』でミクスチャー・ロックなバンドとして頭角を現したフランスのMano Negraというバンドがあった。アメリカのミクスチャー・ロックと呼ばれるバンドに比べてMano Negraはより柔軟な音楽性を持っていたけれど、それが逆にオレに刺…

高柳昌行

CD

井野信義をライブで見たので、この辺で買ったあと放っておいた高柳昌行の『April the Cruellest Month』を聴いてみた。 『April the Cruellest Month』はフリージャズが好きならば誰もが知っている(はず)のESPレーベルからのオファーを受けて作成されたも…

高瀬アキ / 井野信義

昨日、仕事の時間も終わったので帰ろうと思ったけれど、なんとなく真っ直ぐ帰るのもツマラナイと思い、ピットインのスケジュールをチェックすると高瀬アキと井野信義のデュオでのライブがある事を知る。高瀬アキの名前は知っているけれど、CDはBerlin Contem…

坂田明&ちかもらち

CD

Supersilentがフリージャズを全く感じさせなくなったところで、逆にガツガツのフリージャズを聴いてみたくなる。 なので、これまた長い事放置してあった坂田明&ちかもらちの『ズボンで』を聴く。これはJim O'Rourkeが関わっている社会人レーベルからのリリ…

Supersilent

CD

即興演奏を行う為のユニットというのは昔からある。例えばGlobe UnityやAMMやCompany等がその代表で、短い期間ではなく、それなりに継続的な演奏活動を続けていた。だけどそれらのユニットから受ける印象は、良くも悪くも括りが広いもので、ユニット名という…

The Nels Cline Singers

CD

The Nels Cline Singersの新作『Draw Breath』も、購入後結構経っている。この手の音はライブで接する機会が多い為、CDのインプレは滞りがちになってきた。ともあれ、Nels Clineの音をライブで聴いた事はないし、その機会もいつあるのかわからないので、この…

酒井俊 / 内橋和久 / 芳垣安洋

昨年の九月に見た内橋和久が歌伴についた酒井俊のライブは印象深いものがある。その時はドラムの外山明やアルト・サックスの林栄一が加わったりしていたけれど、昨夜は酒井と内橋に加えて芳垣安洋を加えた編成でライブが行われた(@ピットイン)。 内橋は抽…

Marc Ribot

CD

続けてTzadikもの。 Marc Ribotの新作『Asmodeus: Book of Angels Volume 7』はJohn ZornのMasadaの楽曲をRibotとベースのTrevor DunnとドラムのG. Calvin Westonのトリオで演奏。 購入後結構経っているので何度も耳にしているけれど、聴くたびにいつも、藤…

Steve Coleman

CD

ジャズとファンクの一体化というとMilesを思い出すけれど、それの80年代的な音での表現が一部のフュージョンだったのかなと思う。それには80年代のMilesも含まれるのだけど、個人的にはそういう音はあまり面白いと思っていない。あの頃はジャズもMTVという空…

中日ドラゴンズ

今回は完全に音楽ネタゼロです。すみません。タイトルからでもわかるように、中日ドラゴンズが日本シリーズを制して日本一という事について。 オレは今36歳で沖縄で生まれ、18歳までそこにいた。田舎だから野球中継はほぼ読売の試合。だから田舎モノは読売の…