2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Paal Nilssen-Love / Peter Brotzmann / 八木美知依 / 坂田明

で、折角Paal Nilssen-Loveの本領を発揮できそうなライブがピットインであるという事で、相変わらずやるべき事をやっていないような気がするけれど、故植木等(R.I.P.)の様に無責任男なオレは、あるいは、浅田彰いうところのスキゾ・キッズなオレは、色んな…

Twigy

CD

数少ない、オレにとって気になり続けている日本人のラッパー、Twigy。Twigyを知るきっかけになったのは、ECDの『Homesick』に入っていたアンセムとも言える「Mass 対 Core」。この曲の3バースめがTwigy。高い声で高速のぶちかましていて、めちゃくちゃカッコ…

Peter Brotzmann / 近藤等則 / 山木秀夫 / 芳垣安洋 / ナスノミツル / Paal Nilssen-Love / 八木美知依

Peter Brotzmannという名前を聞いて思い浮かぶのは、あの非情なサックスの音。ヨーロッパ・フリーという言葉の代名詞的存在でもあり、だから、どちらかといえばジャズファンはBrotzmannがあまり好きじゃなかったりする。オレも初めて聴いた時は、その音を「…

The Stooges

CD

The Stoogesというバンドの存在を知って、面白そうなので何か聴いてみようとするとする。そんな時、まず最初に選ぶのは『Fun House』だろう。なぜならこれがStoogesの傑作として紹介される事が多いからで、実際オレも初めてStooges名義の作品を聴いたのはそ…

Bryan Ferry

CD

『Endless Highway』を買ったとき、悩みながらも踏ん切りをつかせたのは、Bryan FerryによるDylanのカバー集『Dylanesque』を買う為に手にしていたからだったりする。Dylanのカバー集とThe Bandのカバー集が同時期にリリースされて、それを同じ日に購入する…

Endless Highway

The Bandの手持ちのCDは1st『Music from Big Pink』と2nd『The Band』しか残ってなくて、後はDVDの『The Last Waltz』があるぐらいだけど、(多分)新進系のカントリーとかロックなミュージシャンによるThe Bandのカバー集、『Endless Highway』を購入。これ…

Anima Mundi

CD

Anima Mundiという名前を見て、何か見覚えがあると思ったら、2005年12月の芳垣安洋のセッションだった。そのセッションのときに使った名前をユニット名にして作られた作品『Primer Encuentro』は、芳垣は勿論、ギター&ダクソフォンの内橋和久、ディジュリド…

芳垣安洋BC5

昨夜は久々にライブを見に行ったのだけど、本当はRed Hot Chili Peppersの来日コンサートを見に行くはずだった。が、ご存知の方もいると思うけれど、先週突然の来日延期が決定・・・。一瞬落胆したけど、オレは「じゃあ、あのライブにいける」と思い直し、す…

Alva Noto

CD

坂本龍一との『Revep』とかコンサートとか『Insen Live』とかあったせいで年中耳にしているような気がしているCarsten NicholaiというかAlva Noto。そのNotoのものがレコファンに入荷するとは思っていなかったので、新作『Xerrox』がレコファンの店頭に並ん…

DJ Krush

DVD

これは内容がどうこうという投稿じゃ無いけれど、ネット上では結構予約が入っているみたいなので、とりあえず先んじて。 Krushの初DVDとなる『吹毛常麿』は、96年に発売されたビデオ『阿口云』のDVD化を含む三枚組み。限定盤という事もあって、amazonとHMVで…

Tha Blue Herb

CD

いよいよ再始動のTBH。彼らの言い方では第三幕という事になるらしく、その先鞭を告げるシングルとしてリリースされた、そのまんまなタイトルの『Phase 3』。TBHはこれまでラップのBossとDJのO.N.Oという布陣だったけれど、今回からライブでのサポート・メン…

高柳昌行

CD

これは参った。とにかく凄い。『死人』のツマラナサで、手を出す事を控えようか悩んだ『Compete La Grima』。が、録音時期も違うし、抜粋されたものは既発だったという事もあり、そんなに下らない物ではないという想像が出来たので購入。 約40分、1トラック…

吉増剛造 / 高柳昌行 / 翠川敬基

CD

これは参った。とにかくつまらない。高柳昌行が詩の朗読との共演という、危険な試みをやった『死人』。詩を書いて朗読した吉増剛造という人はその筋では有名人らしいけれど、残念ながらオレはその詩の内容に何も見出せない。まあ、それはいい。オレの好きな…

大城美佐子

CD

このブログを始めた頃に投稿した知名定男のところでも書いたけれど、沖縄の歌というのは、オレにはどうしようもなく記憶の中に残っている。好きとか嫌いとかではなくて、幼少時代に当たり前の様に聴いていた音なのだから、その音楽を聴く事に特別な意味は無…

Bebel Gilberto

CD

Bebel Gilbertoは、ボサノヴァ好きなら誰もが知っているように、Joao GilbertoとMiuchaの娘という、天性の素質を持った人。実質的な1st『Tanto Tempo』と2ndの『Bebel Gilberto』はどちらもよく聴いた。現代性を伴った音で、これだけ穏やかな音も珍しいと思…

Tinariwen

CD

数年前のMMで、『The Festival on the Desert』というコンピを紹介したのが、昨日のTartit等が日本でも紹介されるきっかけだったと思う。それ以前にも多少そういう動きはあったけれど、『The Festival on the Desert』を紹介したのは決定的な出来事で、なぜ…

Tartit

CD

予備知識ゼロで買ったTartitというグループの『Abacabok』。CDの帯の煽りコメントによって、ついつい買ってしまった。購入後にMMをチェックするとレコ評が載っていて、中村とうよう氏は6点という、ちょっと手を出すのをためらいそうな評価だった。 まあ、と…

Noel Akchote

CD

Kylie Minogueといえば、オーストラリア出身ながら、80年代の終わり辺りからUKでアイドル歌手としてブレイクした人で、洋楽を聴いている人ならば一応名前は知っているはず。洋楽系の女性アイドルといえば『Like a Virgin』でブレイクしたMadonnaとか、最近な…

Air

CD

Airの新譜を買ってみた。彼らのデビューした正確な年度はわからないけれど、出てきた時にはフランス出身という事もあり、Daft Punkなんかと同じカテゴリーとして扱われていたはず。Daft Punkはオレの興味の範疇から外れていたのでAirも聴いてもいなかった。…

Panta

CD

オレはPantaの良いリスナーではないけれど、時々思い出したように『Kristall Nacht』を聴く。これはオレが高校に行っていたガキだった頃に発表された作品で、ラジオで「Nacht Musik」という曲を聴いて、このアルバム二手を出した。それ以降、Pantaが頭脳警察…

Ry Cooder

CD

スライド・ギターを聴くと、いつも頭に思い浮かぶのはRy Cooderだったりする。そのRy Cooderの新作『My Name is Buddy』を購入したのだけど、Ry Cooderのアルバムを買ったのは何年ぶりだろうか? 元々Ryは好きなミュージシャンの一人であったにも関わらず、…

Lucinda Williams

CD

今まで名前しか知らなかったLucinda Williams。手持ちをチェックしたら、辛うじて『The Soul of a Man』に入っている曲があったぐらい。カントリーというとJohnny Cashぐらいしか知らないし、このジャンルを今後も積極的に聴くつもりは無いのだけど、Lucinda…

Eddi Reader

CD

Eddi Readerといえば、いまだに「元Fairground Attractionの」という前置きが必要なのかもしれないけれど、実はFAはマトモなアルバムは一枚しか出していないし、その活動期間は大して長いものではなかった。圧倒的にEddiはソロとしての活動の方が長いにもか…

Tracey Thorn

CD

ネオアコとかいうブームがオレが中学生とか高校生ぐらいの時にあったらしい。ギリギリAztec Cameraと何故かelレーベルを知っていたぐらいで、シーンとしてのそれについては知らなかったし、まるで興味が無かったのだと思う。大体その頃のオレは、Iggy Popと…

Greg Malcolm / 秋山徹次 (Tetuzi Akiyama)

CD

興味はあったけれどあまり積極的に耳にしていなかった秋山徹次。恐らく手持ちの音源はErstwhileから出ているGunter Mullerとの連名作のみ。Erstwhileの性格上、微音弱音なものだったせいで、秋山もそれ系の音のみを使うギタリストとして勝手に認識していた。…

山本精一

CD

特に山本精一の音を意識して聴いているつもりは無いけれど、気が付くと結構色々買っている。『Tokyo Loop』もサントラだからいいと思っていたのに、結局購入。 全18曲、なので短い曲が多い。曲毎にいろんなスタイルを使っているけれど、特にこれといったイン…

Soft Mountain

CD

昔流行ったプログレはあまり好きではないのだけど、King CrimsonやSoft Machine、Henry Cowは嫌いじゃない。特にSoft Machineは、最初期のメンバーKevin Ayersと、Robert Wyattのソロとしての作品が好きだという事もあるけれど、一番気に入っているのはその…

Neil Young & Crazy Horse

CD

しつこくNeil Young。『Live at the Fillmore East』は、アーカイヴ・シリーズという、過去の音源を発表していくシリーズの第一弾。ファンには待望のシリーズで、このアルバムは伝説の音源らしい。自慢じゃ無いが、オレはこういう情報は一切持っていなかった…

Neil Young

どうでもいい前置きはかなりウザかろうと思うので、追記に移動した。で、『Living with War (In the Beginning)』。これは『Living with War』の最初期バージョン。『LWW』には100人のコーラス隊が入っている楽曲が多いのだけど、昨年末に発売された『In the…

Fishbone

CD

ライブを見ていると思わず笑う事がある。この間のUnbeltipo Trioでも笑ってきたのだけど、別にMC部分の話の事ではない。それはAltered StatesとかUnbeltipo Trioとか藤井郷子カルテットなんかのライブに多い事で、音がとんでもない状態になってくると、見て…