2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Joao Gilberto

ライブを何度か見に行っていると、時々自分の見に行ったライブがCDになる事があるのだけど、CD1枚丸ごとそのコンサートというのは少ない。というか2枚しか浮かばない。そのうちの1枚、Joao Gilbertoの『In Tokyo』は、世界中に流通しているものという事もあ…

Battles

CD

2年ほど前にBattlesを初めて聴いた時、とにかくこのバンドの音にハマりまくった。バンドの音を一言では片付けるのは難しいけれど、一言で言えばこのバンドの音はミニマル・ロックという事になる。端正なリズムと激情を抑えたギター。そこから生まれるグルー…

Junk Box

CD

Junk Boxは藤井郷子が田村夏樹&John Hollenbeckと組んだユニット。藤井と田村の両名はこのBlogではいわずもがなな存在だけど、Hollenbeckというドラム&パーカッション奏者については、今回初めて登場する名前。と言ってもオレもよく知らなくて、たまたま去…

Struggle for Pride

CD

『You Bark, We Bite.』の1曲目を聴くと、世界中で最も麗しい声が聴こえてくる。その声の持ち主はカヒミ・カリィ。彼女の朗読は、その息継ぎまでも魅惑の音として響く。 わずか2分ほどの美しい時間の後、Struggle for Prideのノイズが現実に引き戻す。 SFPと…

Matisyahu

CD

Roots TonicはMatisyahuというレゲエシンガーのバックを勤めているらしく、タワレコ店頭の『Roots Tonic Meets Bill Laswell』の紹介文にはその事が書かれていた。しかもそのMatisyahuは話題のミュージシャンらしく、タワレコの店頭チャートでも『Youth』と…

Roots Tonic

CD

Dub Trioと同時に発売されていたのがRoots Tonicの『Roots Tonic Meets Bill Laswell』というアルバムで、同じRoirレーベル、同じくダブバンドらしい。Dub Trioを先に聴いてしまった事、そしてあのBill Laswellが関わっているという事で、こっちもこのアルバ…

Dub Trio

CD

Dub Trioというバンドの出たばかりの新作、『New Heavy』を聴いてみた。1曲目のイントロを聴いて、「なんだこれ?、ハードコア?」と思う。名前に騙されたと思う。いや、ハードコアは好きだった事もあるのだけど、オレはDub Trioという名前に惹かれたわけで…

Burnt Friedman / Jaki Liebezeit

CD

David Sylvianの傑作『Blemish』のリミックス盤『The Good Son VS the Only Daughter』やNine Horsesへの参加により、その名前を度々耳にしていたBurnt Friedman。だけど、特にその中で彼が何をやっているのかわからなかったというか、あまり気にとめていな…

eRikm

CD

あのHat HutからFenneszとのコラボレート『Complementary Contrasts』を発表していたり、ErstwhileでもJerome Noetingerと『What a Wonderful World』を出しているのがこのeRikm。どちらのアルバムも気に入っているオレは、彼のソロアルバムがディスプレイさ…

レイ・ハラカミ

CD

レイ・ハラカミの音は、ナイーヴなエレクトロニクスというイメージが強い。彼の名前を初めて聞いたのはUAの「閃光」という曲を聴いた時で、その後すぐにハラカミ名義のアルバムを購入した。今回発売された『わすれもの』は、これまでのアルバムを作成したと…

Tim Barnes / Mark Wastell

CD

この『The Scotch of St. James』も基本的には『Between』と同じように、微小なノイズによる演奏。しかも、04年にベルリンで開催された「AMPLIFY 2004: addition」という、Erstwhileが開催したフェスでの録音。なのでレーベルは違っていても、Erstwhileから…

Keith Rowe / Toshimaru Nakamura

CD

Erstwhileレーベル久々の新作は、Keith Roweと中村としまるの『Between』。2枚組なこのアルバム、延々とエレクトリック・ノイズが展開されていて、この手の音を聴いた事の無い人なら、このCDがおかしいと思う事は間違いない。まあ、多少この手の音を聴いてい…

Jhelisa

新作『Primitive Guide to Being There』を聴く。オープニングは疾走感溢れるベースに先導された、カッコいい曲。一転2曲目はミドルテンポで、ストリングスも上手く配した音。作りこみすぎていない打ち込みの音と上手く絡むベースがここでも耳につく。さらに…

Paul Simon

CD

基本的にあまり興味のある人ではない。だからアルバムを買ったのも、『The Rhythm of the Saints』以来16年ぶり。一応、『Graceland』ぐらいはそのうち聴いてみたいと思っているのだけど(そういえば、Simon & Garfunkel の『The Essential』は1年前に買った…

Tom Verlaine

CD

Televisionを聴きだしたのは3rdの『Television』からで、それ以前はNYパンクというカテゴリー自体に興味が無かったので、重要なバンドの一つという事は知っていても、なんとなく敬遠していた。もちろん後追いだけど個人的にはUKパンクの音が好きで、Sex Pist…

Roddy Frame

CD

80年代にネオアコと呼ばれたシーンがあって、それは、ヘビメタのマッチョイズムや、MTV等の商業主義的な音楽に対するアンチテーゼのような現象と思えるものだった。だけど当時、十代のガキなオレには生っちょろい音にしか聴こえず、elレーベルのコンピ等を買…

Red Hot Chili Peppers

CD

『Stadium Arcadium』発売前に一人で勝手に盛り上がっておきながら、聴いてないフリしようかとも思ったけど、それもしらじらしいので一応感想を。 ダサダサのジャケットと2枚組というボリュームから、なんとなく派手な音満載の予想をしていたけれどそれは外…

Pearl Jam

CD

新作が出ると聞いて、「まだ続ける気なのか」と思った。元々Pearl Jamには少し懐疑的な気持ちを持っている。グランジというシーンにおいて、ある意味Nirvana以上の成功を収めたPJだけど、Nirvanaの様にオレの脳裏に刷り込まれるような音を発した訳でもなく、…

Leonard Cohen

CD

GWに見た映画のDVDの中に『Natural Born Killers』があって、これのエンディングで使用されている曲に反応。この低くて渋い声、どこかで聴き覚えがある。ぶっちゃけKevin Ayersだと思ったのだけど、結局それは違っていて、その声の正体はLeonard Cohenだった…

Nuyorican Soul

CD

『Percussion Maddness』を聴いたせいで、久々に『Nuyorican Soul』を引っ張り出してみた。これは97年に発売されたもので、もう10年近く経つ。あまりハウスを好まないオレでも持っているのだから、当時、多分相当売れたのだと思う。 せっかく引っ張り出して…

Luisito Quintero

CD

Luisito Quinteroは初めて見る名前だったけれど、Masters at Workの"Little" Louie VegaのElements of Lifeというユニットでパーカッションを叩いている人らしい。MAWといえばラテンなハウスというか、Nuyorican Soulを思い出す。そのNuyorican Soulは、あの…

The Flaming Lips

CD

よく聴いているバンドではないのだけど、なんとなく新作の『At War with the Mystics』が目に付いて久々に購入。たしか、『Clouds Taste Metallic』以来なので、10年ぶり。という事で正直、どんな音のバンドだったかもすっかり忘れていた。 前作までとこの『…

Public Enemy

CD

昨年末に新作『New Whirl Odor』が出ていたらしいのだけど、あまりディスプレイされていなかったので全然気づかなかった。それからわずか3〜4ヶ月程でまたもや新作『Rebirth of a Nation』が出ていて、これはわりとディスプレイされていたので、どうしようか…

Marvin Gaye

何度か書いているようにオレはMMの読者なんだけど、あまり影響を受けないようにと思いつつも、「音楽ファンなら万難を排しても入手すべき」とまで書かれたら「はい」と思う。それはMarvin GayeのDVD『Real Thing: In Performance 1964-1981』の事で、珍しい…

Eric Dolphy

CD

もうすぐ終わるけれど、一応今はGW期間中ということで、単純なオレはDolphyの「G. W.」の入った『Outward Bound』あたりを聴きたいところだけど、最近RVGリマスター盤が出て購入したばかりの『Out There』を聴く。 オレをジャズの泥沼に引きずり込んだ「You …

Screaming Headless Torsos

CD

昨年出ていたSHTの10年ぶりの新譜『2005』をamazonから購入。これが出たと知った時はタワレコかどっかの店頭で手に入ると思っていたのだけど、なかなかCDショップの店頭で見かけることも無く、結局amazonを使う羽目になった。 SHTは95年に1stアルバム『Screa…

Little Tempo

Little Tempoは、根っこにはレゲエのうねるようなリズムがありながらも、普通に聴いていると、リゾート地のBGMにしか聴こえない。それはライブにおいてもあまり印象が変わるものではなく、この手の音が嫌いな人にはとても薦められるバンドではない。オレはと…

William Parker

CD

現存しているバンド・ミュージシャンで、ライブを見てみたいものはいくつもあるけれど、そのなかでもかれこれ10年以上、「何で来日しない?」と思っているのがDavid S Wareのカルテット。その間にドラムは3回変わっているけれど、ピアノとベースは変わってい…

Brian Eno / David Byrne

CD

Brian EnoとDavid Byrneの連名作、『My Life in the Bush of Ghosts』がNonsuchよりボートラ付リマスター盤として再発された。この『My Life in the Bush of Ghosts』は、Talking Headsの『Remain in Light』の習作と言われている物なのだけど、実はこれのア…

Vernon Reid

CD

RHCP、FishboneときたらやっぱりLiving Colour。このBlogのタイトル、『TB Colour』のColourをあえてこっちにしたのは、オレがLiving Colourが好きだからという単純な理由。多分、オレがリアルタイムで聴いていた音で、一番好きだったのはこのバンド。1stの…