2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Bob Dylan

前作『Love and Theft』はあの9.11の時に発売された。それ以来の新作『Modern Times』、あれから5年経って、やっと新作が出てきた。 比べるなと言われても、やはりNeil Youngの活動とBob Dylanは比べてしまう。この5年の間だけじゃなく、90年代を通して充実…

Keb' Mo'

CD

現代のブルース・マンとして、よく名前を目にするKeb' Mo'。これまでにもコンピ等に入っている曲を聴いた事はあるはずだけど、あまり印象に無い。だけど新作『Suitcase』がなんとなく目に付き購入。元々ブルースは結構好きなつもりなので、少し期待して聴い…

Otomo Yoshihide's New Jazz Quintet

CD

『Live in Lisbon』は、現在はONJOへと姿を変えてしまったONJQのライブ盤。ONJQ、或いはONJEの頃はライブを見てなくて少し後悔しているのだけど、このアルバムを聴くと益々そう思う。別にONJOがダメと言うわけではない。ただ、やはりオーケストラ編成と言う…

Joe Strummer & The Mescaleros

DVD

THe Clashのインサイド・ストーリー的なものはいくつか出ているけれど、Joe Strummer & The Mescalerosの映像作品というのは、この『Let's Rock Again!』が初めてだと思う。Clash時代というのはある程度語り尽くされているので、その手のDVDをオレは見たこと…

Henry Kaiser

CD

Elliott Sharpと似て色んなところで名前を見かけるせいで、なんとなく器用貧乏なイメージの強いHenry Kaiser。だけどそれはいついかなる場面でも、必ず見せ場を作る技量を持ったギタリストであるという事の証明だと思う。 Kaiserの名前を気にするようになっ…

Pedro Martinez

CD

キューバ出身のPedro Martinezは、Yerba Buena及びDeep Rumbaにも参加しているパーカッション奏者で、現在のNYラテン系音楽では注目の1人(らしい)。そのMartinezの1stソロが『Slave to Africa』で、タイトルからも想像できるように、アフリカのポピュラー…

Yerba Buena

CD

夏は暑いので涼しい音を聴きたいのだけど、結局暑苦しい類の音も聴いてしまう。それは、例えばフリー・ジャズとかの暑苦しさは寒い時期に聴いてもいいと思うのだけれど、いかにも夏らしい暑苦しい音を、寒い時にはあまり合わない気がするからだと思う。とい…

藤井郷子4

久々に、ライブ見終わってすぐの投稿。 まあとにかく、このライブは待ってた。2年前見逃して以来待っていた。Jim BlackとMark Dresser、この2人の生の音を聴きたかった。昨夜はカルテットとの1セットずつのライブもあったのだけど、ここはフルセットで是非4…

高柳昌行

CD

怒涛のCD5枚発表シリーズのdoubtmusic受け持分の『Axis - Another Revolvable Thing Vol.1』と『同Vol.2』は、1975年のNew Direction Unitでの演奏。『侵蝕』の約3ヶ月後の録音。こちらもオリジナルの形態を尊重し、doubtmusicらしからぬ紙ジャケ&穴無し。 …

高柳昌行

CD

怒涛のCD5枚発表シリーズのPSF受け持分の『侵蝕』は、1975年のNew Direction Unitでの演奏。元々1985年に100枚だけ発売されていたものらしい。オリジナルの形態に近づける為という事で、ライナーは入っていない。但し、海外用には英文ライナーを用意してある…

藤井郷子4

CD

『When We are There』を聴いて、スピードとアヴァンさかなあと思う。カルテットと4の違いは。 カルテットはロック的で面子から分かるように若干変態気味(良い意味で)。それのアンサンブルの妙と、リズム隊の個性的な音を前面に押し出す事を意識している。…

高柳昌行

CD

ギター・ソロのアルバムという形態ものが好きで、Derek Baileyは 勿論、Fred Frith、Marc Ribot、Noel Akchote、鬼怒無月、内橋和久等々、数々の名手の色々なアルバムをよく聴いている。だけど高柳昌行の『Lonely Woman』はその中でも特に感触が違っていて、…

高柳昌行

CD

なんか知らないけれど、高柳昌行のCDが一気に5枚発売される。そのうち、他の3枚に比べて2日早くリリースされたJinya Discの2枚を購入。とりあえず『Mass Hysterism』を先に聴いてみた。 これはNew Direction Unitでの演奏で、Action Directに至る過程の一つ…

鬼怒無月 / ナスノミツル / 外山明

演奏力のあるミュージシャンの演奏は、CDよりもライブの方が断然いい。その中でも特にドラムは、ライブとCDでは全然違うものになる。だから、名のあるドラマーのライブは1度見てみたいと思うようになってきた。 昨夜のピットインは、鬼怒無月主導のセッショ…

渋谷毅 / 武田和命 カルテット

CD

8/18は武田和命の命日。なので明日は『Gentle November』を聴くと思うけれど、前日の今日は、昨年発売された渋谷毅との双頭カルテットによる『Old Folks』を聴いている。これは渋谷と武田が、場(日)によってリーダーを変える形で演奏していた頃のものらし…

Bob Dylan

DVD

こんな酷い商品が、Bob Dylanの名前を使って発売されているとは・・・。と思わせてくれたのは、『World Tour 1966 The Movies & 1966-1974』というDVD。リンク先のamazonのカスタマーレビューにもあるように、典型的な便乗商品。Disc1をだけしか見ていないけ…

The Thing

CD

八木美知依とのセッション盤が出たばかりのAtomicのリズム隊、Ingebrigt Haker FlatenとPaal Nilsen-Loveが、Mats Gustafssonと組んでいるグループがThe Thing。新作の『Action Jazz』が出ていたので、今回初めてCDを手にしてみたのだけど、これがかなり激し…

Micah

CD

何か面白そうなもの無いかとタワレコの店内をウロウロしていると、洋楽のフロアーでArto Lindsayプロデュースとポップに書かれたCDを発見。手に取って少し考えて結局元に戻した。そのミュージシャンがMicahという聞いた事の無い名前だったので、とりあえずネ…

恐山 / 坂田明

恐山2Daysの二日目は、坂田明を加えた+1編成。『およばれ』『かなしい』セッションのシンプルバージョンといったところ。坂田が加わる事によって鉄壁の布陣がどう変化するのかしないのか、が、聴き所。 その坂田が持ち込んだものは、やはりフリー・ジャズの…

恐山

別にイタコが作ったユニットのライブに行った訳ではない。恐山というのは、Jim O'Rourkeの新しいユニット名で、ベースのDarin GrayとドラムのChris Corsanoのトリオ編成。現在日本に住んでいるO'Rourkeが、アメリカから2人を呼んで恐山という名義でライブを…

Tortoise

CD

Tortoiseのレア音源を集めた『A Lazarus Taxon』。CD3枚+DVD1枚というボリュームで、国内盤(と言っても輸入盤にライナーの翻訳をくっつけただけ)でも¥3,500というのはかなりの低価格。一応なんとか一通り見聴きしたのだけど、さすがに少々時間がかかった…

Santiago Vazquez

CD

現時点での最新作『Mbira y Pampa』は、タイトルから予想できるように親指ピアノを使ったもの。一応『Raamon』を先に聴いていたので、あの感じのリズムに親指ピアノを上モノとして使ったものだと思ったけれど、聴いてみるとそういう印象よりも本格的にアフリ…

Santiago Vazquez

CD

Juanaに続いてアルゼンチン音響派。Santiago Vazquezは、『Tropicalismo Argentino』に「Mini-Bop」という曲が入っていて、これがちょっと変で面白かったので、2年前のリリースだけどその曲入りの『Raamon』を購入(同時に最新盤の『Mbira y Pampa』も購入し…

Juana Molina

CD

『Izumi』は特殊なものだと思うけれど、せっかくなので少しアルゼンチン音響派の音を聴いてみようと思い、最近新作として発売されたJuana Molinaの『Son』を購入。Juanaはそのカテゴライズのなかでも重要なミュージシャンとして紹介されているのだけど、『Tr…

芳垣安洋 / 加藤崇之 / 鈴木正人

CD

真夏の芳垣安洋2Days、2日目は前日の井上に変わってギターの加藤崇之を加えたトリオ。加藤のギターは、フリーキーでエレクトリックを駆使した奏法の印象があるけれど、その手のギタリストとしては、珍しくオレの好みではない。それは、少々音が煩過ぎると感…

芳垣安洋 / 井上淑彦 / 鈴木正人

真夏の芳垣安洋2Days。昨夜はその初日。テナーサックスの井上淑彦とベースの鈴木正人とのトリオ編成。井上は、日本のジャズシーンでの活動の長い人だけど、ジャズ好きのくせにジャズのライブはあまり見ていないオレには、こういう機会がある事が必要。鈴木は…

Matthew Sweet

CD

名盤『Girlfriend』がLegacy Editionで発売。CD+CDの2枚組である事を確認して輸入盤を購入(国内盤は9月)。90年代初頭の名盤を改めて聴き直す機会になったのだけど、美メロとツボを押さえたギターは、今聴いても色あせていない。このアルバムには曲により…

Mono Fontana / Fernando Kabusacki / Alejandro Franov / Santiago Vazquez / 山本精一 / 勝井祐二

CD

ここ数年、ヒップホップとR&B辺りの音楽は一部を除いてあまり聴かなくなっている。興味が薄れるのは経済的に助かるのだけど、その辺の音は割と流行ものも意識していたので、それ以外の音楽では、殆ど流行りものがわからなくなっている事もあり、世の中の流行…

Alva Noto

CD

音楽的な音色じゃない強引なサイン波やパルスを放つのが、オレのNotoのイメージ。でもその音が好きでNotoの音を聴いているのだけど、新作の『For』は今までとは違って速度を落とし、情景を作り上げる様なサウンド・スケープ。坂本龍一とのコラボを1人でやっ…

Roddy Frame

CD

MMの特集が何故か突然Aztec Camera。それを読んでいると輸入盤から遅れる事約2ヶ月、Roddy Frameの新作『Western Skies 』の国内盤が出ると知る。仕方の無い事なので気にしないつもりだったけれど、ライブ録音の4曲のボーナストラック入り。頭を抱える。考え…