内橋和久 と ダブ平&ニューシャネル

Puzzle Punksをやっとの事で聴いたのは『内ダブ』を聴いたからだった。初めはタイトルを見ただけでは何なのかわからないCDだったけど、とにかく内橋和久の名前が前面に出ているのだから買わないわけにはいかない。パッケージが段ボールで出来ているので、主張はしているけれど邪魔な印象もあった。けど、まあとにかく買って聴いて、やっぱり面白かった。それでこれが何なのか、ちょっと調べた結果、ダブ平&ニューシャネルが大竹信朗の作ったものだとわかり、それでPPも聴く気になったという事です。PPではダブ平は1台だけだったのに、このアルバム録音時にはリードギター、ベース、ドラムが加わって4人編成のバンドになっている(ニューシャネル)。そのバンドと内橋がライブで共演した時の録音がこのアルバムなのだけど、録音は2000年なのでこれも「全景」に絡めた商売なのだろう。そういう意味ではこれもいやらしさはある。



『内ダブ』は、Altered Statesのファンならば耳に馴染みやすい演奏をしていて、いかにも内橋らしい音のギターが聴ける。ダブ平&ニューシャネルは、一応遠隔操作という事になっているけれど、即興でやっているのかどうかまではわからない。当然、ナスノミツル芳垣安洋のような反応をリズム隊に期待出来ないけれど、なんかASアローンというか、インダストリアルなASというか、変わったバージョンのASとして聴いてみるのもおもしろい。









内橋和久 と ダブ平&ニューシャネル 『内ダブ』




という事で、一応今日は前日との関連投稿(よく使っている手だけど)。昨日の内容は元々のオレの偏見と、それが結局一側面だけで勝手な事を思っていたという事に気付いて、それで危うく、買ったにもかかわらずPPを聴かずに眠らせてしまうような状態に陥りそうだった事に対する自戒の念として残しておきたかった。けど、やっぱり考え方が変わったわけではないので自戒という言葉を使うのはおかしいのだけど、それでも偏見を持っていても、とりあえず試せる時は試してみなければ自分が損をするかもしれないという事は頭の片隅に残っている。

と言ってもこういう事って今までも何度もあったし、だからまた同じような事を繰り返すかもしれないけれど、なるべく思い出せるように努力しようと、それは今までよりも強く思っている。



日付的には、明日はJohn Lennonの命日になるのだけど、何か聴くかどうか考え中。いつもは、とりあえず1枚何か聴いてみるのだけど、今年はあまりにも聴き込みの足りないものが多いので、Johnを聴いている時間がもったいない気持ちもある。世の中のポピュラー音楽好きは何か聴くのだろうか? 少なくても、JohnやBeatlesのファンは何か聴いて過ごすのだろうけど、案外、古くからのStonesファンもJohn聴くんだろうな。Kinksファンは、「え?、Johnの命日なの?、へー知らなかった」とか白々しい事言いながらも何か聴きそう。オレみたいないい加減なヤツはどうするんだろう? プログレ愛好家とかもJohnを聴くのだろうか? テクノとかヒップホップ好きは、明日がJohnの命日という事も知らないやつが多いんだろうなあ。ジャズキチもダメだろうな。パンクな連中とかは、結構聴きそうな気もする。