2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Derek Bailey / Amy Denio / Dennis Palmer

CD

昨夜のようなライブを見た後は、必ずDerek Baileyの音を聴いて何かを確認する事にしている。ちなみに「何か」が何か、自分でもよくわかっていない。一番最近手に入れたのが『The Gospel Record (Reference Edition)』で、この記事のタイトルの三人の共演。Am…

The Raymond MacDonald Tokyo Improvisers Orchestra

Raymond MacDonaldというサックス奏者、今まで名前すら聴いた事が無かった。グラスゴーを拠点に活動しているという事で、ちょっと緩そうなイメージがあり、あんまり見に行く気は無かったのだけど、結局行ってみる事になった。 開場ギリギリの19:30に新宿ピッ…

高柳昌行

CD

高柳昌行のフリー・ジャズ的な演奏と、ノイズに至ったものはよく聴いている。それ以前の、いわゆるジャズ・ギタリストとしての演奏は全然聴いてなくて、そういうものが聴いてみたいと思ったときには、その手の音は手に入りにくい状況になっていた。それが最…

山本精一

CD

新作ソロの『Eve』は、『Crown of Fuzzy Groove』に続いての「山本精一の考えるグルーヴ」路線らしい。 『Crown of Fuzzy Groove』は、前衛的な音とクラブ・ミュージック的な音が聴こえるけど、何かに決め付けるには割り切れないところも多くて、結構捉えど…

John Lennon

CD

という事で、続けて『Sometime in New York City』を聴く。これは日本盤もCDDA(通常のCD)で、CCCDでは無い。「なんでこんな中途半端な事?」と思ったけど、その謎は簡単に解けた。今回のリマスターでこの『Sometime in New York City』は二枚組みから一枚…

John Lennon

CD

『Walls and Bridges』と『Sometime in New York City』がリマスターされて発売になったという事で、これでJohn Lennonのオリジナルアルバムは一通りリマスター完了という事になる(ちょっと毛色の違うものは省く)。とりあえず『Sometime in New York City…

Bob Marley

レゲエに興味あるけどどれから手を出していいかわからないという人、黙ってこの『Legend』を買ってください。これの初回生産限定というのは、多分ホントだと思う。これが発売されるまで同じものを単体で揃えようと思ったら、定価ベースならこの間まで¥7,030…

Wilco

CD

前作『A Ghost is Born』発表後、Nels Clineが加入したWilcoの新作『Kicking Television』は、今年シカゴで録音されたライブ。 これはNels Clineが加わってから初の公式音源じゃないだろうか(『A Ghost is Born』のオーストラリア盤かなんかのボーナスに入…

浜田真理子 & ONJO

22日の投稿、何故ちょっと古いアルバムの事を書いてたか、勘のいい人なら気付いていたと思う。あれは昨夜のコンサートを見る事の伏線。 オレは大友良英のファンと言っていいくらい、彼の作品を聴いていると思う。だけど何故かライブは全然見ていない。『We I…

浜田真理子

CD

数年前、タワレコでプッシュされている時に試聴して購入したのが、浜田真理子の1stアルバム『Mariko』。 当時はまだインディーからのプレスで(今でもインディーだけど)、真っ黒な背景に「Mariko」とだけ書いてあるジャケットが印象的だった。1曲目の「The …

Scorch Trio

CD

ノルウェーの名レーベル、Rune Grammofonも日本での配給が決まり、今まで手に入りにくかった同レーベルの作品が、大型店舗でなくても手に入るような状況になった。知ったような口叩いているけど、Rune GrammofonというとSupersilentぐらいしか積極的に聴いて…

加藤秀樹

CD

加藤英樹(ベース)をリーダーとして、大友良英(ギター)、植村昌弘(ドラム)の三人による新作が『Green Zone』。アルバム・タイトルがユニット名になる。この三人は大友良英がリーダーだったユニット、Ground-Zeroでも共演していたけど、リーダーが異なる…

Steve Reich

CD

タイミング良く、Steve Reichの新作『You Are』が出ていた。前作から二年ぶりのアルバムで、ポピュラー音楽並みのスパンでの新作。音的には、前作の『Three Tales』の延長線上というより、同一線だと言っていい。 『Three Tales』は、テクノロジーによって招…

David Tanenbaum

CD

Terry Rileyのコンサートで一番の驚きだったのは、David Tanenbaumのギターだった。完璧なスキルのギターというものを、初めて見たような気がする。さらにその演奏した曲、もちろんRileyの曲だけど、これがオレにはDerek Baileyの曲に聴こえた。Baileyの曲は…

Terry Riley

折角コンサートを見たので、この機会にいくらかその作品を聴き返してみた。そして、何故オレにとってRileyは、Steve ReichやPhilip Glassの様に、何度も聴き返してしまうという魅力を感じなかったのか、それが少しわかった。 『In C』を聴く。これは、ミニマ…

Terry Riley

という事でTerry Rileyのコンサート二日目。もちろん今日は迷わず、池袋駅から最短距離で明日館に到着。初日も今日も、多分満員だったと思う。明日館講堂は一応定員270名と書いてあって、そんなに数が入れるわけではない。コンサートと言っても、ライブハウ…

Terry Riley

クラシックという音楽にはなかなか馴染めなくて、いつまで経っても手強い相手。特にジャズファンはクラシックに対して変な敵対心があるらしく、目の敵のように扱う事がある。とはいっても、やはりあれだけ影響力のある音楽を無視してしまうのも悔しいので、…

Iggy Pop

DVD

ちょっと前まで、『Kiss My Bllod』ぐらいしかDVDが出てなかったのに、今年は『A Passion for Living』で3枚目。この『A Passion for Living』は、他のDVDとは違って、ライブがメインのものではない。これは98年にフランスで作られたIggy Popのドキュメンタ…

Sighboat

CD

Combo Pianoこと渡邊琢磨とLittle Creaturesの鈴木正人に、タレント(?)の内田也哉子を加えたのが、このSighboat。渡邊琢磨の音は結構気に入ってて、数年前はよく聴いていた。ところが、オレの苦手な菊池某とアルバムを作るという事をして、その辺りから渡…

Sonny Rollins

アルバム『 Without a Song』の時にはあんなことを言っておきながら、これが最後の機会になるかもしれないという事になれば、見逃す事が出来なかった。という事で昨夜、Sonny Rollinsの『Final Live Tour in Japan』と銘打たれたツアーの最終日を、東京国際…

羅針盤

CD

山本精一というギタリストを知ったのは、多分大多数の人たちと同じように、Boredomsのギタリストとしてだった。ただ、Boredomsというバンドは、個々の楽器の音を聴くと言うより、圧倒的にグループとしての音を感じるバンドなので、特に山本精一に注目という…

Nine Horses

CD

Nine Horsesは、David Sylvianと弟のSteve Jansen、それにBurnt Friedmanの三人のユニット。David Sylvianの前作『Blemish』は傑作だったので、次はどう出るかと思っていたら、ちょっと肩透かし。まあ、仕方ないのかと思いつつ、とりあえず聴いてみる事にし…

Shirley Horn

CD

数日前にShirley Hornが死去したというニュースを見て、1枚だけCD持っていたのを思い出し、今それを聴いている。これにはMiles Davisが1曲だけ参加していて、それに惹かれて購入したものだった。だけどその頃のオレはこういう音を受け入れる事が出来ず、何年…

藤井郷子

CD

新作の『Angelona』は、田村夏樹、早川岳晴、吉田達也とのカルテットによるスタジオ録音。このカルテットでの作品はこれで4作目だけど、今まで1曲たりともつまらない録音は無い。勿論新作もつまらない音は一切無い。 このグループを特徴づけているのは、テー…

大江慎也 / 花田裕之

CD

The Roostersがまだ活動していた頃には、その音を聴いていたわけではないので、そういう意味での思い入れは無い。ただし大江慎也のソロは聴いていて、オレの価値観を見事に否定してくれたその歌に、少し敵意さえ感じたこともある。 オレが初めて聴いた大江慎…

Sinead O'Connor

CD

Neil Youngのところで名前を出したら、なんとも言えないタイミングで新譜が出た。しかもレゲエのカバー集で、「War」も入ってる(ホントはあの時点で、このアルバムが出る事を知っていた)。 実際に音を聴いてみるまで、どんな仕上がりなのか気になってた。S…