2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Para

CD

山本精一が数年前にチャイナと始めたユニットがPara。そのチャイナは居ないわけで、その状態になった時に山本精一は、同じくチャイナを迎えて活動していた羅針盤を封印してしまった事を考えればParaもそのまま終わってしまってもおかしくなかったとだろう。…

今堀恒雄 / 吉田達也

CD

ライブを見た後に『Territory』を聴く事になったしまったのだけど、勿論、ライブの様な迫力をCDから得る事は難しく、最初はちょっとツライかと思った。だけど繰返し聴いているうちに結局はまる。変則的なビート、鋭角なギターリフ、ハードコア、デスメタル、…

ナスノミツル / Killer Mantis / 外山明 / 中村弘二 / 吉田達也 / 今堀恒雄

昨夜は初台ドアーズで、今堀恒雄と吉田達也によるアルバム『Terriotory』のレコ発ライブ(即効音楽場)があった。基本3セットとアンコールでの1セットを加えた4セットのライブ。ドアーズはスタンディングなので見るほうも体力を使う。 まずは1stセット、Kill…

The Core

CD

The Coreというグループの『Blue Sky』というCDが、渋谷タワレコ5Fのジャズフロアでディスプレイされているのを見て、「なんて場違いなジャケットだ」と、思わず手にとって見たら、ライナーはマーク・ラパポート氏。これは買いと思い、よくわからないまま購…

Zanussi Five

CD

先日のライブでかなり気に入ってしまったベースのPer Zanussiのユニット、Zanussi Five。名前すら知らなかったけれど、ライブの物販で「何かベースの人のないですか?」と訊ねて薦められたのが『Alborado』。ユニット名からもわかるように、Zanussiがイニシ…

MZN3 / 八木美知依

「へー、Eric Claptonは1ヶ月近くも日本でコンサートやってるのか。武道館で9回もスケジュールされていたにもかかわらず、さらに2回も追加か。さすがビッグな存在だなあ。音楽も素晴らしく良いもんなあ。まあ、オレは見に行くつもりはこれっぽっちもないけど…

MZN3 / 八木美知依

六本木もえらく久々。麻布はたまにいくことが無いわけじゃないけれど、六本木という駅を使った事の記憶が21世紀になってからは無い。ガキの頃はエリアやマハラジャ、ハードロック・カフェを冷やかしで覗きに行ったりすることもあったし、ホントはディスコが…

イクエ・モリ / 高橋悠治 / 内橋和久

ライブ鑑賞三連荘目。昨夜は公園通りクラシックスにて、イクエ・モリ / 高橋悠治 / 内橋和久のライブ。内橋の演奏を聴くのも三連荘目。高橋は2日前に初めて生音を聴いたばかり。なので、一番のお目当ては当然のごとくイクエ・モリ。NYから東京に一時帰国して…

Altered States と その仲間たち

昨夜はピットインでAltered States17周年記念ライブ2日目(ちなみに17周年記念ライブというのは、オレが勝手に命名しているだけ)。16周年記念ライブでSantana『Lotus』の完全再現をやって評判だったらしく、今回はPink Floyd『Atomic Heart Mother』の「Ato…

Altered States / 高橋悠治

昨夜のピットインはAltered Statesと高橋悠治でのライブ。この組み合わせでライブをやると知ったとき、「へええ」と思った。イメージ的には水と油。でも高橋悠治と内橋和久は共演歴があるらしく、その上での共演ということはオレの思い込みで水と油にするの…

Jim O'Rourke

CD

ニュー・ミュージックの作曲家、Morton Feldmanによって生み出されたといわれる図形楽譜。それは従来の五線譜を用いず、何か別のルールや記号、図形等を使って表現されたもので、たとえば四角形が書かれた譜面があるとして、それについて少しの指示(3分間演…

Syd Barrett / Pink Floyd

CD

オレが高校生の頃はアナログとCDの転換時で、その頃のCDの値段は¥3,200〜¥3,500ぐらいが相場だった。当然高校生にはキツイ値段なので、欲しいCDが複数枚あるときは結構悩んで何を買うか決めていた。今では¥1,800どころか¥1,500でも過去の名盤が手に入る…

Nirvana

DVD

「痛々しい」というのが、NirvanaのDVD『Live! Tonight! Sold Out!!』を見て思った事だった。メジャー・デビューからあっという間にブレイクし、気が付くと1stの『Nevermind』は1000万枚以上の売り上げに至る状況は恐らく前例が無かったのだと思う。それによ…

Rovo

CD

Rovo面子をよくよく見ると、(今更ながら)かなりスーパーなバンドだと思う。ただ、面子の割にはささくれ立っていない感じがして、あまり熱心に聴いていなかった。だから手持ちのCDも他に聴くものが無い時になんとなく買ってしまったものが多い。新作の『Con…

Carl Craig

CD

最近あまりクラブ音楽というものに興味がなくなったけれど、なんとなく物色してみたりすることもある。そこでHerbertの新作とかが置いてあって、「ふうん」とは思ったけれど購入せず、こうやって興味が薄れていけば多少CD購入のペースも落ちて、少しはマトモ…

The Evens

CD

Fugaziのギター&ヴォーカルのIan MacKayeと、The Warmersの女性ドラマーAmy Farinaによるバンド、The Evensの2nd『Get Evens』。1stの『The Evens』を聴いた時は予想外にタテのりじゃなかったせいで「これはパンクじゃない」と思って初めは馴染めなかったの…

Joe Lally

CD

Fugaziのベーシスト、Joe Lallyのソロ作『There to Here』。特に買うものは無くても、いつもなんとなくFugaziのコーナーをチェックしていた事が幸いして、このアルバムが出ている事を知った。 パーマネントなバンドにおいてはベースを弾いていても、いざ、ソ…

Aaron Neville

CD

最近はあまり聴いていないけれど、Neville Brothersは結構好きだった。アフロ・アメリカン音楽には多少ダウンな感じが含まれるけれど、Nevillesのファンクは腰の位置が高く、夜よりも昼にあう音楽。 そのNevillesの各々の活動のなかで、最も精力的で知名度の…

Joanna Newsom

CD

フリー・フォークとかいうジャンルというかシーンがあるらしい。最初はマジでフリー・フォームと読んでしまい、「そんなものまでカテゴライズされるようになったか」と、少し驚いた。 そのフリー・フォークなるシーンの注目株としてJoanna Newsomというミュ…

Sex Mob

CD

普段、日常生活のなかで誰かと話する時に音楽の話をすることはほとんど無い。ボーっとしている時は「あれいつ出るんだっけ? 国内盤はボートラ付くのか?」とか、そういうことしか考えていないけれど、職場でまともにそういう話をすることはまず無い。まれに…

Ornette Coleman

CD

新作『Sound Grammar』は、今年オーチャードで見たツアーのヨーロッパ公演をCD化したもの。そのオーチャードでのライブの印象が良くなかったので、初めに見つけた時は買わないつもりだったけれど、その頃レコファンは輸入盤が¥200引きだかなんだかでちょっ…

MZN3

CD

一時期のノルウェージャズの取り上げ方は勢いがあった。あの頃はノルウェージャズ・ブームだったという言い方をしても当てはまると思う。そのブームの中心だったJazzlandやBugge Wesseltoftの作品があまりでなくなった事と、クラブ音楽+ジャズと言うものが…

Japanese Synchro System

CD

ヒップホップは基本的に若い連中の為のシーンという事になっていて、まあオレもそれでいいと思うけれど、オレと同じぐらいの30代半ばから前後する世代は、日本にヒップホップが入ってきてそれが広まっていくのを思春期ぐらいにリアルタイムで経験している。…

八木美知依 / Jason Roebke

昨夜は公園通りクラシックスで八木美知依(20絃箏、17絃箏)とJason Roebke(ベース)によるライブがあった。クラシックスに行くのは1年ぶりぐらい。その時も八木とElliott Sharpとのセッション。 1stセットが1曲、2ndセットが3曲の構成。Roebkeというベーシ…

Cibelle

Konono No.1のライブの前座だったCibelleのアルバム『Shine of Dried Electric Leaves』が、タワレコで結構派手にディスプレイされていて、ライブの印象も良かったので購入。 そのライブでの印象はJuana Molinaを連想させるものだったけれど、『Shine of Dri…

Caetano Veloso

CD

前作『A Foreign Sound』は『異国の香り 〜 アメリカン・ソングス』という邦題が示すようにアメリカ音楽のカバー集で、Nirvanaの「Come as You Are」をやっていた事が嬉しかった。齢60を過ぎるCaetanoがアメリカの人気ロックバンドの曲をカバーするという事…