2007-01-01から1年間の記事一覧

My Favorite CD (2007 Best10+10)

CD

今年も誰にも依頼されてなくても、勝手に考えて勝手に公表。本当にギリギリまで結構考え込んだ。昨年と同じく全てまとめてベスト10ということは難しいので、インストと歌ものに分割。追記で色々補足。インスト編 (順位無し ABC順) 歌もの編 (順位無し ABC…

浅川マキ

26日のOrquesta Nudge! Nudge!が今年最後のライブ鑑賞と言っておきながら、昨夜ピットインに浅川マキのライブを見に行った。浅川マキについては多少の知識はある。だけどCDは持っていないし、なんらかの形で音を聴いた覚えも無い。それでも12/30という、世間…

Mary Gauthier

CD

この『Between Daylight and Dark』もJoe Henryプロデュースという事で手にした作品。このMary Gauthierという人の名前すら知らなかったけれど、結構厳しい人生を歩んできたようで、それが音楽に表れているという事を知って、若干臆する状態だったけれど、Jo…

Loudon Wainwright III

CD

Rufus Wainwrightの父親であるLoudon Wainwright III。でも、これまでRufusもLoudonも音を聴いた事は無かった。だけどLoudnの新作『Strange Weirdos』はJoe Henryがプロデュース、しかも『Civilians』と同時期に作ったものだと知って購入を決めた。 『Strang…

Joe Henry

CD

お決まりのパターンだけど、「じゃずじゃ」で『Scar』が取り上げられて聴く事になったJoe Henry。ソング・ライティングに比重を置きながらも、音響的なものを取り入れたサウンドは、初めの頃は脳裏に刻まれる感触は無かった。だけど事あるごとに聴いて、アメ…

Orquesta Nudge! Nudge!

昨夜は今年最後のライブ鑑賞。相変わらずF*!#in'なヒルズを横目にスーパーデラックスへ向かう。 今年はこれで3度目になるOrquesta Nudge! Nudge!のライブ。しかもその内2回はSDLX。このバンドとSDLXというハコの相性の良さを考えれば、ピットインで見るより…

Shannon Wright

CD

Shannon Wrightが注目を浴びるようになった頃、アメリカ的な癖の強そうなイメージがあって、その頃のオレはそういうものを避けていたので、名前は頭に残りながらも音を聴く事は無かった。だけどYann Tiersenに興味が出た頃に、この2人でのコラボレーション・…

Derek Bailey

CD

12/25はクリスマス。ジーザス・クライストが生まれた日。ガキの頃はそれに便乗して楽しんだけれど、段々どうでもいいと思うようになっている。だけど2年前から、別の意味を持つ日に変わった。 『The Advocate』はTony OxleyとDerek Baileyの75年の録音で、未…

Hino-Kikuchi Duo (日野=菊池デュオ)

CD

『Counter Current』から10日ほど経ってからの録音になる『Edges』は、日野=菊地デュオというユニット名が示すように、日野晧正のトランペットと菊池雅章のピアノの音だけで記録されている。『Counter Current』が主にプーさんの楽曲を扱ったのに対し、『Ed…

Hino-Kikuchi Quintet (日野=菊池クインテット)

CD

プーさんこと菊池雅章の音はよく聴いているつもりだけど、それは殆ど90年代から現在に至るまでのもの。だから日野晧正と組んでいた日野=菊池クインテットの作品は、存在は知っていても聴いた事は無かった。それは日野というプレイヤーにオレが興味が無い事…

Aug.21,1952 - Dec.22,2002

昨夜も仕事が終わり普通に帰ろうと思ってバスに乗って翌日が22日である事を思い出す。いつもは放送センター西口で下りるのだけど、それを神南に変更しタワレコに向かう。23:00まで営業しているのは助かるなどと思いながら『The Clash Chorus '80』と『The Fu…

Otomo Yoshihide Invisible Songs

CD

6月に見た大友良英のニュープロジェクトによるライブは、アルバムを作る事を前提としたライブと言うか、アルバムを作っている最中のライブだったわけだけど、そのアルバムが最近リリースされた『SORA』。歌モノだとかロックだとかのタームを気にして作ったも…

Vincent Trans Logic

昨夜はピットインで芳垣安洋2daysの2日目。最終日。Vincent Trans Logicというユニット名での演奏。見てお分かりの通り、Vincent Atmicusを基調にしたユニットで、演奏された楽曲はVAで演奏された事のあるもの。面子的にはベースの水谷浩章とヴァイオリンの…

芳垣安洋 / 曽我大穂 / 高良久美子 / ササキヒデアキ

昨夜からピットインで年末恒例の芳垣安洋のライブ。自然と足が向く。 初日の昨夜は1stを芳垣のソロ、2ndにCinema Dub Monksやハナレグミで活動する曽我大穂と高良久美子、さらに映像担当のササキヒデアキという面子でのセッション。個人的には1年ほど前の芳…

Dip

CD

折角興味の対象から外れていたのに、つい手を出してしまったDipの新作『Feu Follet』。これでつまらなければ、完全に興味を失うのでいいかと思った。 興味を持たなくなった理由は覚えていないけれど、メジャーに所属していたにも拘らずライブ盤をインディー…

Marginal Consort

ライブを見ると言う行為は必ずしもその時間を100%楽しめるわけではない。音とか視界とか他の客による不快はおいておいて、演奏そのものを頭から終わりまで全てを楽しむという事は多分無い。演奏される楽曲が好きな曲だけだったとしても、そういう風にはなら…

AOKI takamasa (青木孝允)

CD

ちょっと前に書いた『にほんのうた 第一集』をオレに貸してくれた職場の知人にある時「AOKI takamasaって知ってる?」と聞かれて、「知らない」と答えると、「カッコいいよ」と言われ、その場で彼のiPodに入っているAOKI takamasaが坂本龍一の曲をリミックス…

Eddie Vedder

CD

昨年リリースされたPearl Jamの『Pearl Jam』は、個人的には「信頼できるロック」だった。元々はPJに対してそういう意識は無かったのにそう思わせるものだった。PJのCDと言うものはあまり持っていないけれど、今更辿らず、これからのPJを着目しようと思った…

Ab Baars / Ig Henneman / 八木美知依

車両は小さいので嫌いだけど、やはり大江戸線は便利。などと思いながら昨夜はスーパーデラックスへ。Ab Baars / Ig Henneman / 八木美知依によるセッション。Ab Baarsは昨年見たICPオケの一員で、テナーサックスとクラリネット、そして尺八を扱う。Ig Hennem…

eRikm / Debi13

CD

Erstwhile三連発。eRikmとDebi13の連名による『Chaos Club』は、この2人で録った音をお互いが別々にミックスして仕上げた作品。Disc1がeRikmのミックスで、このディスクがなかなかErstwhileらしからぬ音が入っていて面白い。手法としてはターンテーブルをメ…

Keith Rowe

CD

Keith Roweの『The Room』は、Erstwhileとしては珍しくソロ名義の作品。なのでその為に、わざわざErstSoloという別ラインを作ってリリースしている。 こっちも簡単に言えばノイズ。RoweはAMMの頃から常に実験的な音作りなので、まあ、一貫している。一口にノ…

R/S

CD

R/Sとは、PitaことPeter RehbergとMarcus Schmicklerによるユニット名。といっても、恐らく『One (Snow Mud Rain)』をリリースする為の便宜上の名前だと思う。 「エレクトロニクスな音」という説明がなされているけれど、簡単に言えばこれはノイズの一種。だ…

Incapacitants

CD

一口にノイズと言っても実は結構色々ある。でも多分、音としてノイズという言葉を使われたら、頭に浮かぶのは多分ハーシュ・ノイズじゃないだろうか? じゃあハーシュ・ノイズって何?って聞かれると実は困るのだけど、オレとしてはとにかくうるさいノイズの…

あふりらんぽ

CD

何年か前のSonic Youthでの前座で見た時にあまり良い印象を持たなかったので、興味の無かったあふりらんぽ。だけど今年ピカチュウの演奏を何度か聴いたので、1枚ぐらいは試してみようと思い、『スートブレイコー』に手を出した。 聴いてすぐにスカム系という…

Angie Stone

CD

Angie Stoneを聴くようになったキッカケは、これも単純ながらD'Angeloの細君という事を知ってから。その音楽性は所謂ネオ・ソウルだけれど、そういうカテゴリーのものの中では、最も個の強さを感じる。 新作『The Art of Love & War』は、意外にもスタック…

Jill Scott

CD

フィリー・ソウルという呼称はよく聞くけれど、実際にそれはどんな音の事なのかは実はよく知らない。だからネオ・ソウルなJill Scottがそういうシーンに属していると言われてもピンとこない。だけどこの人のアルバムを『Who is Jill Scott?: Words & Sound…

Hakon Kornstad / Havard Wiik

昨夜はHakon Kornstad / Havard Wiikの2日目。初日の入りを見て、開演ギリギリでも問題なく座れる事を予測し、そういう時間にピットインに到着。やはり問題なく座る場所を確保できた。 昨夜の1stはWiikのソロ。初日の2ndでのデュオ時にWiikのソロ状態でイン…

Hakon Kornstad / Havard Wiik

今年の6月に自らのトリオで来日していたHavard Wiikと、Wibuteeのサックス奏者Hakon Kornstadがデュオというセットで来日。その6月のWiikのライブの印象が良かった事と、『Jazzland Community』に収録されていたKornstadのトラックも悪くなかったので、結構…

Youssou N'Dour

CD

やはりアフリカン・ポピュラー音楽の代名詞と言えばYoussou N'Dour。その新作『Rokku mi Rokka』は、リリース順に言えば『Egypt』以来のもの。その『Egypt』はアラブ色の濃い異色作だったので、それの評価みたいなものは結構色々だったけれど、『Rokku mi Ro…

Zap Mama

CD

Zap Mamaの全ての作品を聴き続けてきたわけじゃないけれど、前作『Ancestry in Progress』はそれまでよりもR&B色が濃くなり、その結果最も耳になじみやすい作品だったのでかなり良い印象が残っている。それから3年経っての新作『Supermoon』は、基本的には…