2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

恐山

CD

Jim O'Rourkeのユニット、恐山のアルバム『みみどこですか』は、昨年8/11のピットインでのライブをO'Rourkeがミックス・ダウンして作ったライブ・アルバム。それはオレが見たライブなわけで、何度か言っている(自慢している)けれど、自分の見たライブが作…

大友良英

CD

大友良英の新作『幽閉者』は、同名の映画のサントラ。いくつかのこの作品のレビューを見ると、大友良英の集大成という事が言われている。それまでの大友が作ったサントラでは、ノイズを入れるような事が殆ど出来なかったけれど(全ての作品を聴いているわけ…

Calexico / Iron and Wine

クエスト・ホールでの鈴木正人のライブ終了は19:15だった。そこからオレは、とにかく急いで渋谷クアトロに向かう。多分オレの歩くスピードなら15分ぐらいでいけるはず。という事は19:30ぐらいには着くはずで、それなら多少開始時間が遅れることを考えれば、…

鈴木正人

昨夜というか昨夕、17:00から原宿クエスト・ホールでの、鈴木正人『Unfixed Music』のレコ発ライブを見てきた。高柳昌行のフィルム・コンサートを何度か見に行っているけれど、原宿でライブを見るというのは何年ぶりか。とか、相変わらずどうでもいいことを…

Meshell Ndegeocello

CD

一応前作にあたる『Spirit Music Jamia: Dance of the Infidels』で、ポップスというフィールドだけで収まらない存在に変わったMeshell Ndegeocello。昨年出た『The Article 3 EP』は5曲入りのEP。このEPのジャケットと4 Heroの『Play with the Changes』の…

4 Hero

CD

4 Hero、何年かぶりの新作『Play with the Changes』。何年かぶりという適当な言い方しているのは前作をシカトしたからで、前々作にあたる『Two Pages』を聴いてオレは4 Heroというか、ドラムン・ベースというか、クラブ音楽というものから興味が薄れた。そ…

Norah Jones

CD

今年発売された新作CDの中からのインプレ第一号。オレはマイナー志向ではないという事を最初に言いたい。Frictionですらもマイナー扱いされた。浜崎あゆみとかスマップとか、そういう連中よりもワールド・ワイドで見れば郷子ねーさんや大友良英の方が知名度…

Friction

CD

終わったと思わせておいてしつこくFriction。『Skin Deep』は、色んなところで言われているように当時のニュー・ウェイヴとの親近性が強い。『Friction』からいきなり速度を落とし、ダークでへヴィーな感触になったけれど、不思議と陰鬱では無い。隙間を生か…

Friction

CD

さらにしつこく続けて、『Dumb Numb CD』。これがオレの最も好きなFrictionのアルバム。『Replicant Walk』から1年半後のライブを収録を収録したもので、Frictionとしては珍しくギタリストが二人いる編成。とにかくこのアルバムは、『Friction』のスピード、…

Friction

CD

さらに続けて今度は、やっと再発された『Replicant Walk』。今回の再発にあたってジャケットが変更されている。このアルバムは、Frictionのオリジナル・アルバムとしては一番入手しづらいものだったんじゃないだろうか? 89年のリリース以降、再発された事も…

Friction

CD

Friction再発プロジェクトも最大の山場を迎えた。今回は『Replicant Walk』と『Dumb Numb CD』の再発に加えて、『Maniacs』なるベスト+レアテイク集、さらに『Friction the Book』というFriction本+DVDと、リリース・ラッシュ。『Maniacs』と『Friction th…

鬼怒無月

ソロ、ライブ、鬼怒無月、アコースティック・ギター、¥2,500(当然1ドリンク付)。これだけ揃えば行かないわけにはいかない昨夜のクラシックス。もしこれがエレキだったらいかない可能性もあったけれど、アコギというところがいい。特にクラシックスなら、…

DJ Krush

CD

昨年見つけたとき、かなり悩ましい物にしか思えなかった『Oumupo 6』。これはフランスのIci D'Ailleursという、オレは全然知らないレーベル(調べてみたらYann Tiersenぐらいしか知らない)の音源を素材に、42分間のDJミックスをするというシリーズのKrushの…

Ziggy Marley

CD

Adrian Sherwoodの『Becoming a Cliche』と一緒に買った、Ziggy Marleyのソロ名義二作目『Love is My Religion』。昨年の8月にリリースされたものだけど、Sherwoodをタワレコのレゲエのコーナーで探した時についでに買ったものだけど、実は全然聴いてなかっ…

Adrian Sherwood

CD

Adrian SherwoodといえばON-Uの総帥で、現代のダブ・マスターと言ってもクレームはつかないはず。Mark Stewartとともに、ダブを攻撃的なツールとして発展させた功績は大きい。だけど、単独名義のオリジナル・アルバムの発表は意外にも2003年の『Never Trust …

DJ Spooky

CD

Clashを聴く前に聴いていたレゲエというのは『In Fine Style』の事で、これは、DJ Spookyがトロージャン(Trojan)の音源をコンパイルしたもの。Spookyは何気によく聴いていて、この人の作品は勿論、DJミックスなものも結構面白い。『In Fine Style』はタワ…

The Clash

MMは毎月買っているけれど、レコード・コレクターズは興味のある特集の時以外は立ち読む事も無い。が、最新のレココレは特集がThe Clash。即購入。 今更特に「へえ」と思うような事も無いけれど、自分の中にインプットされている事を再確認しながら読んでい…

David S. Ware

CD

『Flight of I』を聴いてから15年、David S. Wareの作品を聴き続けていることになる。CDで聴いているだけの判断でしかないけれど、テナー・サックスという楽器で最も美しい音色の持ち主。Wareの音にはオレがSonny Rollins、John Coltrane、そして武田和命に…

藤井郷子 / 田村夏樹 / 外山明

年頭にあたって、今年はCDの購入を減らす事とライブ鑑賞をなるべく控える事を心がけた。従って昨夜からのピットイン藤井郷子2daysは熟考の末に金曜のオーケストラは行かない事にして、初日の田村夏樹、外山明とのデュオを見に行く事にした。 1stセットは郷子…

Gato Libre

CD

表現の極みといった言葉が似合う音があって、それとして、オレはBaileyやMerzbowの音を聴いていた。そこにある音は、なにか違う次元から音が舞い込んできたようで、音楽というより、音そのものだった。それからはオレの音楽観に大きなブレが生じ始めて、音を…

藤井郷子 / Myra Melford

今年最初のライブ鑑賞は、藤井郷子とMyra Melfordのそれぞれのソロとデュオという、またとない機会に恵まれる事になった。『Looking out of the Window』を聴いて以来、ずっとその音に興味を持たざるを得ない状態にしてくれた郷子ねーさんと、つい最近、いき…

Myra Melford

CD

あまり思い出す事も無かったMyra Melford。ところがMMの2006ベストのジャズ部門で新作『The Image of Your Body』が4位に入っていて、さらに「じゃずじゃ」でその盤の紹介があり、Brandon RossとCuong Vuが参加(曲によってどちらかが参加している)、さらに…

山中千尋

CD

買ってもいないのに難癖つけるのは反則だろうと思い、山中千尋というピアニストについては何も書いてなかったのだけど、やっとの事で中古を見つけて購入。試聴ではなく、ちゃんと聴いてみてそのインプレを書ける事になった。 手に入れたのは目下のところ最新…

Tha Blue Herb

CD

シングル『The Way Hope Goes』のタイトル曲を聴いて、Tha Blue Herbはヒップホップ・ゲームからは降りるのだろうか?と思った。DJ Krushの紹介によってTBHが優れたグループとして認識され、それ以降、オレのようにそれまでの日本のヒップホップ・シーンにお…

Ghostface Killah

CD

Wu-Tang Clanはカッコよかった。そのWTC(略すと誤解されそうだな)について今更ゴチャゴチャ書くような事はしないけれど、あのデビュー作『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』は、カウンターを喰らったような感じだった。ただし、グループとしては『Wu-Tang…

Telmary

CD

私的2006ベストで悩んだものの一つが、Raphael Sebbagの『From El Fantasma De La Libertad』だった。クラブ音楽的なものは殆ど聴かなくなったので、ベストに1枚も入らない状態だったのだけど、唯一RaphaelのこのCDだけは選ぶ可能性があった。このCDの冒頭3…

DJ Shadow

CD

昨年の国内盤発売時に買って「ん?」と思いながら繰り返し聴いて、一応ここにインプレ書こう思っていたけれど、そのうち忘れてしまっていたDJ Shadowの『The Outsider』。ここに書いているインプレの8割方は、1回聴いた時点で書いているもので、そうやってさ…

Snoop Dog

CD

Dr. Dreの『The Chronic』でフィーチャリングされて、衝撃的なデビュー(大げさ)を飾ったSnoop Dogg(当時はSnoop Doggy Dog)。その後1st『Doggystyle』、2nd『Tha Doggfather』と発表し、いつの間にか西海岸の顔役のような存在になる。ここまではオレもよ…

Nas

CD

「もう、ヒップホップを聴くのは止める」と、思い続けて何年経つのか。The RootsとCommon、Madlib辺りはヒップホップという言葉に拘らなくてもいいぐらい成熟しているので、この辺だけでいいと昨年は自分に言い聞かせていたけれど、Nasが新作を出してくると…