2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Jah Wobble

CD

元Public Image LimitedのJah Wobble(この説明もいい加減使い尽くされてるな)の新作『MU』は、11年ぶりのオリジナル・アルバムという事らしい。この人の音をよく聴いているわけではないけど、なんとなく目に付いたので購入。あの、唸るベース音を期待して…

Peter Rehberg

CD

Pitaの変名Peter Rehbergの新作『Fremdkoerper』は、ダンス(暗黒系か?)の為に書かれた音楽。微弱な音で作られたもの、激しいエレクトリックなもの、ドローンを伴ったもの、オカルトチックなものなど、色んな音を聴くことが出来る。前作にあたる『Get Out…

Neil Young

しつこい感じになってきたけど、このタイミングで思った事を書いておきたい。『Prairie Wind』を聴いて以来その類のNeil Youngの音に嵌りつつあって、『Harvest』と『Harvest Moon』は勿論、初期の『After the Gold Rush』やCSN&Yでの『Deja Vu』、90年代に…

Neil Young

CD

よく聴いているミュージシャンの新作というのは、やはり期待を伴って聴いてしまう。事前の情報で、いくらかその作品の傾向はわかるし、聴かなくても、それがどの程度の作品かも大体わかってしまう。それでも初めてその音を聴くときは、ちょっとした興奮を覚…

Nils Petter Molvaer

CD

前作の『NP3』はちょっとマンネリ気味な感じであまり繰り返し聴くような事が無かったという事もあって、ずいぶん久しぶりに聴くような感じがする。Nils Petter MolvarやBugge Wesseltoftの様な新世代のノルウェーのジャズは、ヨーロッパらしいストイックな装…

John Cale / Tony Conrad / Angus Maclise / La Monte Young / Marian Zazeela

CD

面子を見るだけでゲップの出そうな感じがある。その為、数年前にこの『Inside the Dream Syndicate, Vol.1: Day of Niagara』が発売された時は、「とりあえずいいか」と思って購入しなかった。それが、気が付くと店頭から姿を消していて、なかなか手に入らな…

Jim O'Rourke

CD

Jim O'Rourkeの新作『みず の ない うみ』には、90年に録音したまま放っておいたという音源と、それを03年にライブで演奏した録音が入っている。ここに入っている音は正しくドローンで、聴く人を限定してしまう類のもの。 詳細なクレジットが無いのでわから…

Salif Keita

CD

あんまりアフリカ等の第三世界(この言葉に問題があるのはわかってるけど)の音楽に数多く接している訳ではない。だけどYoussou N'DourやSalif Keitaの音だけはなるべく追い続けてきた。そのSalif Keitaの新作『M'Bemba』は、彼の代表作になると早くも言われ…

AFX

CD

Richard D JamesがAFX名義で95年ごろにアナログオンリーで発売されたシングルをコンパイルした『Hangable Auto Bulb』が発売された。この中に詰まっているのは、後にドリルン・ベースと呼ばれるスタイルの最初期で、特に大きな驚きは無い。このドリルン・ベ…

The Books

CD

という事で、思い出したようにThe Booksの『Lost and Safe』を聴いて思ったことを書いてみる。 このユニットを知ったのは今年のPrefuse 73とのコラボ『Prefuse 73 Reads the Books E.P』からで、その後発売された『Lost and Safe』をなんとなく聴いてみた。 …

Boards of Canada

CD

3年ぶりの新作『Campfire Headphase』、基本的には今までの路線と大きな変化は見られない。日本盤のライナーに書いてあるが、生楽器の比重が若干増えたという程度で、その音楽性に影響を及ぼすようなものではない。 このグループの持ち味と言えば、やはりそ…

John Cale

CD

John Caleの新作『Black Acetate』をamazon.co.jpで購入。前作は日本盤がCDDAで、店頭に出回っている輸入盤がCCCDという状況で、日本盤の担当者が頑張ったと勝手に決め付けて日本盤を購入したけど、今回は日本盤発売のアナウンスも無く、店頭の輸入盤もCCCD…

Neil Young

新作『Prairie Wind』が10/26に発売(輸入盤はとっくに出ている)という事で、最近Neil Youngの作品を聴きなおしたりしている。 オレにとってのNeil Youngはやはり『Weld』からで、それを聴く前は興味の対象ではなかった。なんとなくDylanとイメージを重ね合…

八木美知依

CD

八木美知依の演奏に一度だけライブで接した事がある。それはオレの敬愛する藤井郷子が、1stセットを八木美知依とのデュオ、2ndセットを吉田達也とのデュオという形でライブを行った時だった。一応、八木美知依の名は知っていて、CDも持っていたのだけど、箏…

James Chance

CD

7月のライブが今でも時々頭をよぎる中、19年ぶりの新作『Get Down and Dirty!』が発表された。 今回は、ContortionsでもBlacksでもなく、Terminal Cityという、なんとなく頼りなさげな名前のバンドがバックを務めている。一応、事前情報があったので、大体ど…

Culture Club

CD

何を今更と思うかもしれないが、Boy Georgeのコカイン所持による逮捕というニュースを見て、「何やってんだか・・・」と思いながら、唯一持っているCulture ClubのCD、『The Best of Boy George & Culture Club』を聴いてしまった。昔を懐かしがるつもりは無…

Chris Cunningham

DVD

Chris Cunninghamは、音楽PVやCMの製作、そして映画の特殊効果なんかも手がけている映像作家。その彼の製作した音楽PVをいくつか集めた、『Chris Cunningham Best Selection』というDVDには、Aphex Twin / Come to DaddyやPortishead / Only You、Madonna / …

Black Dice

CD

Black Diceの新譜、『Broken Ear Record』を聴いてみた。 このバンド、巷ではNo Waveというタームで語られていたりするけど、オレにはそう感じるところは少ない。ところどころ、「ああ、今の音はNo Waveっぽいな」と思う事もあるけど、最近のアルバムは、「…

Thelonious Monk

CD

ジャズファンの間ではちょっとした話題になっている、Thelonious MonkのグループにJohn Coltraneが参加した時の未発表音源、『Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Hall』のUS盤を、amazon.co.jpから購入。この組み合わせで、10年ぐらい…

Unbeltipo

CD

ライブでCDを購入し、早速聴いてみた。 Unbeltipoは元々今堀恒雄のソロユニットだったらしく、だからTrioは付いていない。 CD『Joujoushka』は、ソロで録音したものが4曲と、トリオ編成で録音したものが4曲入っていて、ソロでの音に関しては「Frank Zappa Me…

Unbeltipo Trio

John Zornという人は、彼の音楽が好きとか嫌いとかに関わらず、多分世界で一番上手いという評価をしてしまえるようなサックス吹きだと思う。ジャズにハードコアを持ち込んだ張本人のような人なので、オーソドックスなジャズが好きな人から見れば否定したいよ…