2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧
Bill Laswellについて今更どうこう言う必要はないと思うけれど、個人的にはプレイヤーとしてのLaswellに、あまり興味はない。だからといって、あの「とにかく面白そうなやつをまとめて演奏させる」というプロデュース業も、あまりパッとしない(全否定ではな…
今回も輸入盤をもっているけれど再発に手を出したパターン。『Caetano Veloso』と同じく、リリースされて店頭に並んでいるのはチェック済みだった。だけど「初回限定仕様(ジャケットのエンボス加工)」とは書いてあっても、「初回限定盤」ではなかったので…
全編ギターと歌声、そして一部パーカッションの加わる音楽と言えば、すぐに頭に思い浮かぶのはJoao Gilbertoの『Joao Gilberto』だけど、それと同じ構成のCaetano Velosoの『Caetano Veloso』は、『Joao Gilberto』と同じくセルフ・タイトル。86年の作品で、…
Brian Enoでした。 Lou Reed 『Hudson River Wind Meditations』
この間のAltered Statesのライブの物販で購入した内橋和久と吉田達也によるインプロ集第二弾『Improvisation 2』。前作『Improvisation』(二枚組)と『Hercules' Icy Club』もいまだに聴き飽きる予定は無いけれど、『2』は三枚組という圧倒的なボリューム。…
新譜を待ちわびて、いつの間にか存在も忘れていたBattles。それが昨日、タワレコのHPを見ていたら新譜がリリースと書いてあり、あわてて昨夜前日入荷を購入。かなり期待度高い。ここ数年出てきたロックの新しい動きというかバンドというか、まあそういうもの…
この間のライブで先行発売されていた『Same Old BackBeat』は、昨年の11/24のリキッド・ルームでのライブを録音したもの。そろそろ店頭に並ぶかと思って調べてみたら、Gypsiesのオフィシャル・サイトでの通販のみという、ちょっとめんどくさい代物。オレはロ…
Nine Inch Nailsの『Year Zero』を購入時、一緒に手に入れたDinosaur Jrの新作(というか復帰作か?)『Beyond』。輸入盤を待ってもよかったのだけど、NINの保険として購入。といっても別にヘビメタ扱いではなくて、NINがイマイチだった場合、とりあえず他の…
「月見ル君想フ」と聞いて、普通は何が頭に思い浮かぶか? オレは初めて聞いたとき、あえて古い表現を使ったバンドの名前だと思ったけれど、実際はライブハウスの名前だった。場所は青山だし、小洒落た感じ。それでも結構アングラなものをやる事もあり、その…
昨年のRovo以来のスタジオ・コーストは、やはり結構遠かった。わかっていたけど、それでもSonic YouthとV∞redomsのジョイント・ツアーと言われれば、仕事を抜け出してでも行かなければイケナイ。実はいまだにライブを見た事の無かったV∞redomsというかBoredo…
何故か時々「ヘビメタ聴きたい」病にかかる。これが厄介で、聴きたいのなら聴けばいいのだけど、どうせなら今時のヘビメタが聴きたいと思う。だけど今時のヘビメタを全然知らない。だから聴けない。でもわからない。と続き、仕方ないからMetalicaかSlayerの…
他人から見れば無理やりに思える事でも、自分にとってはちゃんと理屈になっている事がある。なぜだか覚えていないけれど、先週あたりから急に『ロビンソンの庭』という映画が見たくなり、ネットなんかを探してみたけれど、DVDはすでに絶版らしく手に入れにく…
Neilの『Live at Massey Hall 1971』のDVDには、特典映像としてJohnny CashのTVショーに出演した時の映像も含まれている。という無理やりなつながりで、Cashの『At San Quentin』のレガシー・エディション。 以前に『At San Quentin』のコンプリートという物…
期待のアーカイヴ・シリーズ第二弾は、71年にカナダで行われたライブ。タイトルに「& Crazy Horse」が入っていないことからもわかるように、Neilのソロでのライブを収めたもの。『Live at the Fillmore East』はCDだけのエディションを購入したけれど、今回…
Ashodelからリリースされた大友良英の新作『The Multiple Otomo Project』は、DVD+CDという形態。メインはDVD(『Multiple Otomo』というタイトル)だろうという事で、まずはDVDからチェック。内容は大友のターン・テーブルを使った演奏をメインにしたもの…
二年ぶりの新作『Superroots #9』は、大方の予想通りトランシー路線。ライブ録音したものをEYEが編集して仕上げたものらしい。トランシーとは言ってもクラブ側から見たトランスとは違い、音楽的には異なるけれど、Fela Kutiのアフロ・グルーヴのようなものだ…
オレの最も好きなバンドの一つ、Altered States。昨夜のピットインは昨年のPink Floydのカバー・ライブ以来のライブだけど、その前日も+高橋悠治だったので、三人での演奏に浸かれるのは一年と少しぶり。2dayならば一日は企画モノでもいいけれど、やはりも…
不知火レーベルというレーベルがある。360°recordsというインディー・レーベルのサブ・レーベルという事になるはずだけど、今はもう、開店休業状態。このレーベルが立ち上がって作品をリリースしはじめた頃、オレはいくつかの作品を聴いた。だけどその作品を…
生前はJ Dilla(或いはJay Dee)単独名義のCDはあまり無かったと思う。それがこうやって当たり前に出てくると嫌らしさは感じるけれど、結局は手にとる事になる。最近Stones Throwからリリースされた『Ruff Draft』は、元々12インチでリリースされていたもの…
オレは、American Claveというか、Kip Hanrahanの関わった音楽が好きなのだけど、その名前を意識したのはEWEがAmerican Claveの作品を一気に日本盤化した時で、最初にリリースされたコンピの『American Clave』に、DNAの『Taste of DNA』の音源が初めてCDに…
そもそもVijay Iyerを聴き出したきっかけは、Mike Laddとのコラボ作『In What Language?』。これはえらくカッコよかった。この時にLaddの事も知るのだけど、ソロ名義での作品を聴くと、Public EnemyやDisposable Heroes of Hiphoprisyに影響を受けたヒップ…
Vijay Iyerは一応M-Base派に属するピアニスト。だけど個人的にはあまり変拍子のイメージは無い。でも彼の書く曲のイメージは一定していて、アルペジオを多用したようなテーマを用いて、ジャズというよりもクラシック的な感性が強いような印象を受ける。それ…
東京都知事選の前夜という事もあり、昨夜の新宿駅東口は選挙活動の最終仕上げの為に選挙カーが占拠していて、只でさえ人の多い新宿の歩行を妨げるという暴挙にいらだちつつロフトに向かう。予定の開演時間少し前に着いたので、中に入らずビルの入り口にある…
特に気にしていたわけでもないのに、何故か手にとる事の多くなったPaul Motian。今年もすでに新作『Time and Time Again』がECMからリリースされている。 『Time and Time Again』は、サックスのJoe RovanoとギターのBill Frisellがフィーチャーされていて、…
R&Bにほとんど興味が無くなった、と言いながらも、時々は手を出す。Adrianaを聴いた後だっただけに、今度は思いっきりアフロ・アメリカンな音が聴きたくなるのが人間の性。しかもレコファンが輸入盤¥200引きセール中といういいタイミングも手伝い、Musiq So…
ニュー・クラシック・ソウルだったかネオ・ソウルだったか、90年代の中頃にそういうものが流行った事がある。この場合、オレがすぐに頭に思い浮かぶのはD'AngeloとかErykah Baduで、どっちもよく聴いていた。Adriana Evansは、そこまで手を染めている余裕も…
このコンビでのスタジオ録音盤が出ると言うアナウンスがあったのは年末だったか、あまり覚えていないけれど、とにかくリリースが待ち遠しかった。ぶっちゃけ、Fennesz単独名義のリリースの方が望ましいのだけど、元々コラボの多いFenneszという事を考えれば…
Rebel Familiaの新作『Guns of Riddim』は、個人的にはパッとしない。色々とフィーチャーする事によってバラエティ色は出ている。だけど、固めな音のエレクトリックな側面が色濃く出ていて、その音にヒリヒリとした感じは受けるけれど、聴き飽きそうな印象が…
関西のアングラな音楽シーンというのは、Boredomsを筆頭に、かなりバラエティに富んだものだと思うけれど、個人的にはその現場に接する事は無いので、ある程度整理された情報でなければなかなか知る事はない。 Vermilion Sandsも全然知らない名前だったけれ…
Paal Nilssen-Loveの来日が決まって、日程とセッションのメンバーが発表されて、あまり悩みもせずに両日とも行くことを決めていた。という事で昨夜のピットイン。やはりこの三日ほどのオーガナイズはマーク・ラパポート氏だったようで、昨夜もライブ前にMC。…