2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Fishbone

実はMMのRHCP特集で、FishboneとRHCPが仲がいいという話が書いてあって、「へえ」と思った。まあ、よく考えたら同時期に同じような路線、しかもどっちもLAをベースに活動していたのだから、そういうものかと思った。実はオレはFishboneが大好きで、RHCPより…

Red Hot Chili Peppers

CD

今じゃ大物として、知らない人がいないと思われるRed Hot Chili Peppers。もうすぐ4年ぶりの新作『Stadium Arcadium』が発売されるとあって、MMでも特集が組まれている。この久々の新作が2枚組みであることに加えておまけの色々付いた限定盤というちょっと鬱…

Mary J. Blige

CD

R&B系の歌手で、デビュー時からそのキャリアをずっと聴いているのはMary J. Bligeぐらいしかいない。1stにあたる『What's the 411?』でいきなりヒップホップ・ソウルと言われるスタイルを確立させ、それ以降そのジャンルのイノベイターとして、数々のフォロ…

The Red Krayola

CD

Mayo Thompsonの流動的なプロジェクトとでも言えそうなのがThe Red Krayola。60年代にサイケデリック・ロックとも言えるスタイルで登場以来、ニューウェイブに行ってみたり、時折活動が無い状態に追い込まれつつも、90年代以降もJohn McEntireやJim O'Rourke…

Jim Black

CD

NYダウンタウン・シーンで、今一番注目度が高い(多分)タイコ叩きがJim Black。 そのJBのバンドの新作『Dogs of Great Indifference』は、従来の路線と変わらず、ロック色の強い音。全体的にミドル〜スローなテンポなので、キョウレツな音を聴けるわけでは…

Adrian Sherwood / Tackhead

CD

Adrian Sherwoodといえば、無く子も黙るON-Uの創始者にして、プロデューサー。PILやPop Groupを手がけたことで、ロック・ファンでも当然知っている名前。TackheadがON-Uのハウスバンドのような連中がそろったバンド。なんとなく今まで聴いたことがあるような…

Arthur Russell

CD

数年前に『World of Arthur Russell』というCDがSoul Jazzから出て話題になった。その時は「もういいかげんに、こういう細かいところまで追ってられない」と、シカトを決め込んだ。だけどその後出た『Calling Out of Context』と『World of Echo』は結局持っ…

Paul Motian

CD

ジャズ好き、その中でもピアノ好きな人で、Paul Motianの叩くドラムを聴いた事が無いという人は多分いない。それは、あのBill Evanceや凄かった頃のKeith Jarret、さらにはPaul BleyにプーさんとのTethered Moon、そしてMarilyn Crispell等の録音に参加して…

巻上公一

CD

Tzadikから出ていた前作『Koedarake』は、タイトル通り声だけで作られたアルバムだった。その歌唱スキルの高さは、同じようにボイス・パフォーマーと呼ばれる連中のなかでも、ユーモアを伴っているという点において、特筆される存在として認識できた。 ただ…

Jeff Mills

この人の新作を追わないようになって、もう何年も経つ。元々はAxisから発表された12インチがJeff Millsのメインの制作活動だったはずだけど、それをCDにコンパイルして、CDとしての流通が増え始めたあたりから、少しずつMillsの音を聴かなくなっていった。簡…

Vincent Atomicus

このBlogに書いてあるライブの大半は日本国内のアンダーグラウンドなジャズ / アヴァンギャルド系のライブだけど、元々そういうライブを数多く見ていたわけではなくて、どちらかといえばスタンディングでリズムをとる余裕のあるライブがメインだった。そうい…

Calexico

CD

いい感じだった頃のRy Cooderが『Colossal Head』なLos Lobos(というかLatin Playboysか?)と共演した感じのバンド、というのが、Calexicoに対するオレの勝手なイメージ。よく言われるように映画的(サントラ的)で、似非メヒコで、乾いていて、という音が…

Richard D James

CD

12インチのみで発表されていた『Anaload』シリーズをCDにコンパイルしたのが『Chosen Lords』。これも鬱陶しいことに、Aphex TwinとAFX名義が使われたコンピという扱いになっている。 レビュー等に書かれているように、太いアシッド系の音の印象が強く、あの…

Donald Fagen

CD

オレはSteely Danというバンドが嫌いというか苦手で、名盤の誉れ高い『Aja』と『Gaucho』を持ってはいるのだけど、殆ど聴いていない。『Aja』は20歳ぐらいの時に一度手に入れて手放し、1999年の新リマスター時に再度購入した。改めて聴けば感触が変わるかも…

Mudhoney

CD

『Last Days』を観て外に出たオレは、iPodに入れてあったMudhoneyの『Under a Billion Suns』を聴いた。あのグランジと言われたシーンで、今でもマトモに活動を続けているバンドは少ない。そんな中Mudhoneyは、特に大きな話題にならなくても、相変わらず不敵…

Nirvana

昨年シラっと出ていた『Sliver: The Best of the Box』は、04年に出て話題になった『With the Lights Out』(CD3枚+DVD1枚)の編集盤。3枚組を買うのは躊躇してしまうような人へ向けたものだろうけど、ボックスに入ってなかった未発表曲が3曲収録されている…

Mats Gustafsson

Mats Gustafssonの音をよく聴いているわけではない。初めて意識して名前を目にしたのは、Sonic Youthとの共演作『Hidros 3 (To Patti Smith)』を聴いたときだった。その後、ONJOへの参加で再びその名前を見て、日本のDoubtmusicから発売された『Catapult』を…

DJ Krush

CD

前にECDの事を書いた時に、「Krushはおいといて」というような事を書いたと思う。ECDはオレにとって日本のヒップホップの象徴的な存在。それに匹敵するのがDJ Krushで、オレにとってはもう一方の雄と言える。ECDがラップでKrushがDJというのも、バランスがい…

Steve Coleman and Five Elements

Cassandraの時にモロにM-Base世代だったと書いたけど、実はM-Baseに関しては結構ギリギリ、気に入るいらないの境界線だった。それは、オレがまだジャズを聴きだした頃に聴いた音だったので、手始めに聴いたDolphyやColtraneとはあまりにも音が違う事が、その…

Jack DeJohnette / Bill Frisell

CD

「こんなものがあったのか」と思いながら手に取ったのは、Jack DeJohnetteとBill Frisellによる『The Elephant Sleeps but Still Remembers』。2人の辣腕ミュージシャンによるデュエットで、はなっから内容は保障されている。データ的には2001年のThe Earsho…

Massive Attack

目下のところ、一応最新アルバムにあたる『Danny the Dog』(現在はタイトルと内容を変えて『Unleashed』)は、はっきり言ってツマラナイ代物だった。こんなものをMassive Attack名義で出す意味は無かったと思う。サントラという事で、オリジナルアルバム扱…

Friction

幼少の頃、小松辰雄という豪腕のピッチャーが好きで、そんな理由で地方に住んでいたにもかかわらず、YGじゃなくCDのファンになった(TVにコントロールされなかった)。そしてJリーグが発足した時、あのリネカーが入団するという理由でGEのサポーターになった…

Medeski, Martin & Wood

CD

Cassandra Wilson、Pat Martinoと並んで、4/4にブルーノートから発売されたアルバムに、Medeski, Martin & Woodの新作『Note Bleu』があった。前作の『Unvisible』の頃は、個人的にはこの路線(ジャズ+ファンクで、ちょっとアグレッシヴ)に飽きていて、オ…

Pat Martino

CD

「恐ろしく粒の揃った音の羅列」というのが、オレのPat Martinoに対するイメージ。ぶっといゲージを使ってギターを弾くPatの音は、フリー系の優れたギタリストのどこに転ぶかわからないラインと同様(場合によってはそれ以上)の緊張感を持っている。そのPat…

Cassandra Wilson

CD

オレは結構わかりやすいぐらいにM-Base世代。なので、Cassandra WilsonはSteve ColemanのFive Elements時代からずっと聴いている事になる。M-Base派の頃から、当たり前のように既成のジャズ・ボーカルスタイルではなく、変拍子を多用した、一風変わったファ…

Michael Franti & Spearhead

Michael Frantiといえば、あのDisposable Heroes of HiphoprisyのMCだったわけで、Hiphoprisyの切迫感みたいなものがオレは好きだった。多分当時、Public Enemyに変わる存在としてHiphoprisyの音に触れていたと思う。ところがHiphoprisyはあっさりユニットを…

Jackie McLean

CD

ジャズが最も影響力のあった時代と言えば、やはり5〜60年代という事になるのだろう。その時代には伝説的な存在が多い。この間のOrnetteも勿論そうだし、オレの好きなDolphy、Coltrane、言わずもがなのMiles。 この巨星たちに比べれば知名度は落ちるかもしれ…

Nik Bartsch's Ronin

CD

ミュージックマガジンの「じゃずじゃ」というコラムが好きで、それを読む為にMMを買いつづけているといっても過言ではない。その「じゃずじゃ」を参考にしてCDを購入する事が多々ある。最新号の「じゃずじゃ」で紹介されいたのが、Nik Bartsch's Roninの『St…