Tartit

予備知識ゼロで買ったTartitというグループの『Abacabok』。CDの帯の煽りコメントによって、ついつい買ってしまった。購入後にMMをチェックするとレコ評が載っていて、中村とうよう氏は6点という、ちょっと手を出すのをためらいそうな評価だった。

まあ、とにかくよくわからないけど聴いてみる。この手の音楽は、ロックとかジャズを楽しむのとは違って、ちょっとお勉強な気持ちをもって聴く。しょっぱな、弦楽器がガランガンラン鳴って、なんかいい予感がめぐる。ところがそれはイントロだけで、曲の本体はアラブ・ポップスの少々ロック風味というかなんていうか、Rachid Tahaなんかを聴く感じに近い。とか思っていたら、他の曲は主に女性コーラス&民族楽器という、いかにもアフリカなプリミティブでミニマルな演奏。この違いに戸惑いつつも、実はこの手の演奏はわりと好きで、そのまま嵌る。こういう音を普通に聴く事に慣れつつある。芳垣安洋とか、こういうの好きそうだなあとか思う。









Tartit 『Abacabok』




タワレコのネットストアでTartitで検索すると、なんとUnderworldが選曲した『Back to Mine』にTartitの名前が・・・。『Back to Mine』シリーズは結構好きで、このUnderworld盤も持っているのだけど、こうやって後から結びつくのもなんか不思議な気分。