Air

Airの新譜を買ってみた。彼らのデビューした正確な年度はわからないけれど、出てきた時にはフランス出身という事もあり、Daft Punkなんかと同じカテゴリーとして扱われていたはず。Daft Punkはオレの興味の範疇から外れていたのでAirも聴いてもいなかった。あまり縁が無かったわけだけど、最新作の『Pocket Symphony』が店頭に並んでいるのを見て、ジャケットの感じがいいので手にとって見たけれど、「ああ、Airか」と思ってそのまま戻していた。その後、あまりくまなく読まなくなったMMをパラパラ見ていて、Airの記事があるのを見つける。それを読んで、昨年出たCharlotte Gainsbourgの『5:55』にAirが関わっている事を知り、久し振りに『5:55』を聴く。やっぱり今様のポップスだけど、だからといって売るためのプロダクションというものとは違うし、買ったときに聴いたよりも印象もよく、こういう事から別のミュージシャンの音を聴く幅を広げるのが横道だと思い、『Pocket Symphony』を聴いてみる事にした。

これも今様のエレクトリカル・ポップスと言ってもいいんじゃないだろうか。実際にどれぐらい打ち込みやサンプリングを取り入れているのかわからないけれど、ビートで訴えかけるのでは無く上モノを聴かせるタイプ。ジャケットのイメージをそのまま音にしたような透明感や、血のなせる技としか思えないどうしようもなくフレンチな楽曲は印象的。それで、そういうフレンチな曲は、個人的には映画で使われている楽曲のイメージが強いので、なんとなくサントラを聴いている気分になった。









Air 『Pocket Symphony』