2006-01-01から1年間の記事一覧

Los Lobos

CD

「La Bamba」なLos Lobosに対しては世評が良いとは言えないけれど、Mitchell FroomとTchad Blakeの手がけた『Colossal Head』以降、このバンドはその音の個性に着目されて、いつの間にか注目度が上がっていた。でもオレは「La Bamba」なLosも嫌いじゃないと…

Bruce Cockburn

CD

新作『Life Short Call Now』の国内盤が出るかと思って夏の頃から待ってみたけど、そういう気配も無いので結局輸入盤を購入。Bruce Cockburnは元々よく聴いていたわけじゃない。というか、オレの愛読するMMでのマーク・ラパポート氏のコラム「じゃずじゃ」で…

Cornelius

CD

Flipper's Guitarは嫌いだった、、、というよりも、全然興味が無かった。あのバンドがあった頃のオレは完全に(パンク)ロックな方向で、FugaziとかGG Allinの方が重要だった(過去形は間違いかも)。FGが解散してCorneliusがソロを出した時もどうでもよかっ…

J Dilla (aka Jay Dee)

CD

前作『Donuts』はインスト集だったし、J Dillaの死去というニュースもあって、少し複雑な気分だった。だけど、とりあえずの遺作として発表された『The Shining』はゲスト・ラッパーを多数含んだ作品。この作品の国内盤を購入して、ライナーを読んで今更わか…

The Necks

CD

輸入盤のCDは¥2,000を超えると高いと思う。なので、そういう価格帯が多いミュージシャンのCDはなかなか購入しにくい。だからという事と、あんまり店頭に出回っていないことも多いので、The Necksを聴きこんでいるとは言いにくい。とりあえず持っているもの…

The Red Krayola

今のところ最新作の『Introduction』を気に入って、今度来日したら逃さずライブを見るつもりでいたのだけど、8月に発表になったスケジュールを見て、単独公演が無い事に不満。とにかく東京公演の中から、一番よさそうなサポートとしてZeni Gevaのタバタのセ…

Wibutee

CD

Wibuteeは、Jazzlandが日本でも話題になりはじめた頃、Jazzlandに所属する若手のバンドとして紹介されてから聴きだした。Jazzlandのレーベル・イメージに沿った1stの『Newborn Thing』、それにアヴァンな感触が加わった2ndの『Eight Domestic Challenges』と…

Beck

Squarepusherだけじゃなく、Beckの新作『The Information』も購入に至るまで考え込んだ。輸入盤は先月から出ていたけれど、10月になれば国内盤も出るし、それまでちょっと待つ事にした。そしてやっと出てきた国内盤は、ボーナス・トラックが付くとはいえ、輸…

Squarepusher

CD

ずっと1stの『Feed Me Weird Things』的なものをSquarepusherには期待していた。2ndの『Hard Normal Daddy』の時は、こういう事もやりたいのだろうぐらいにしか思わなかったのだけど、その後もなんかろくなものを作らない。前作『Ultravisitor』に至っては、…

Raphael Sebbag

CD

United Future Organizationと言えば、日本では知らない人のいないDJチーム。と、までは言わないけれど、90年代初頭からのクラブ音楽シーンを少しでも知っていれば、この名前は聞いた事があるはず。 そのメンバーの1人、フランス人DJのRaphael Sebbagがソロ…

Kaki King

CD

Kaki Kingは数年前から一部で話題になっていた女流ギタリスト。現在26歳ぐらい。両手タッピングなどを使う超絶テクの持ち主という事だけれど、そういう人が女性というところに偏見をもってしまって、興味を持ちながらも聴いていなかった。それに、そのテクニ…

Bonnie 'Prince' Billy

CD

KahimiのDVDが届く少し前、久々に『Kahimi Karie + Marquee』を見ていた。この本の最後にKahimiに好きなものとかを聞くという、よくある一問一答があった。その中に「最近気に入ったディスク」という項目があって、それにKahimiは「Matt Sweeney / Bonnie '…

Kahimi Karie

新譜『Nunki』の先行シングルの代わりに『Kochab』というDVDが出た。モロッコに行ったKahimiの映像を使った作品だけど、あまりKahimiの姿を拝見する事が出来ない。さらにこの手のオゲージュツな映像は少し苦手。 でも、アルバムの楽曲を使っていると思われる…

John Coltrane

CD

突然、思い出したように聴きたくなるものがある。聴きたくなったのだったら普通に聴けばいいと思うだろうけど、何処にあるのか分からなくなっている場合もある。そのオレのいい加減さのせいで、実は結構何年も前から聴きたいと思っていたのになかなか聴く事…

Michael Franti and Spearhead

考えてみると、歌物のアフロ・アメリカンのライブを見た事がないような気がする。UKブラック(アフロ・アメリカンに匹敵する言葉を知りません)も、相当前に昔のブルーノートでLinda Lewisを見た事ぐらいしか記憶に無い。オレがライブで見ているものの多くは…

Nils Petter Molvaer

CD

アメリカのレーベル、Thirsty EarのBlue SeriesというラインからNils Petter Molvaerの新作『An American Compilation』が出ていた。Blue SeriesはMatthew Shippが殆どの作品に何らかの形で関わっていて、Shippファンを自認しているオレは、全ての作品とはい…

Faiz Ali Faiz / Kayahan Kalhor

「Nusratを見る事が出来なかったから」という事もあり、一度カッワーリーを生で聴いてみたいと思っていた。そして昨夜、Faiz Ali Faizのコンサートに行ってきた。初来日、しかもアジアでは、母国であるパキスタン以外では初めてのコンサートという事で話題性…

Michael Franti and Spearhead

CD

Michael Franti and Spearheadの3年ぶりの新作『Yell Fire!』も、Neko Caseと同じANTIからのリリース(Neko Caseを買ったのは、『Yell Fire!』を買いに行って、一緒にディスプレイされていたという事も関係している)。3年ぶりとは言っても、その間にライブ…

Neko Case

CD

実質的に、Bad Religionのレーベルと言えるEpitaphのサブ・レーベルがANTI。本体であるEpitaphも面白いレーベルだと思うけれど、ANTIもそれを引き継いでいて、レーベルとしての信頼度は高い。 そのANTIからNeko Caseの『Fox Confessor Brings the Flood』と…

Miles Davis

CD

1991/9/28はMilesが逝去した日。なので今日は没後15年の日になる。こういう日はやはりMilesを聴きまくるのだけど、例年の命日は大体『Sorcerer』か『Nefertiti』を聴いて、その後にエレクトリック期のものを聴くのだけど、今年は珍しくPrestige期のものを聴…

Susanna and Magical Orchestra

CD

久々にRune Grammofonの作品。このSusanna and Magical Orchestraというグループについては全然知らなかったけれど、新作の『Melody Mountain』をタワレコの試聴コーナーで聴いて、即購入。 ヴォーカル&キーボード等を使ったバッキングというシンプルな組み…

Bill Frisell / Ron Carter / Paul Motian

CD

Bill Frisell / Ron Carter / Paul Motianによる『Bill Frisell / Ron Carter / Paul Motian』は、連名作になっているけれど、恐らくイニシアチブはFrisellにある。Frisellは前作『East / West』(傑作だと思う)でもストレートにジャズといえる作品を作って…

Derek Bailey

CD

David Sylvianの『Blemish』というアルバムは、少なくてもオレが聴いたことのあるロックのアルバムの中で、トップ10に入る(勿論現時点での話だけど)。ずっと聴きつづける事を決めているLou ReedやIggy Pop、夭折してしまった為、音だけの評価がしにくいNir…

Roddy Frame

大阪と名古屋はブルーノートらしいけど、東京は何故かDuo。まあ、青山なら入場だけで1万ぐらい取られそうなので、特に文句は無い。 Roddy Frameというか、Aztec Cameraに特に思い入れがあるわけじゃ無いけれど、新譜の『Western Skies』は結構気に入っている…

Charlotte Gainsbourg

CD

フランスの映画とか音楽とか、多少でも興味を持つきっかけになったのは、Charlotte Gainsbourgが出演した『Charlotte For Ever』だった。映画の内容そのものはかなり怪しいもので、それには少し抵抗感があったけれど、Charlotteの美貌に参った。後々手にした…

Rafael Toral

CD

Rafael Toralといえば、フィードバックとエレクトリックな音による空間の構築、というイメージだった。だけど新作の『Space』は、タワレコのポップによるとジャズになっているらしい。「Toralがジャズ? うーん、ジャズ? うーん。」と思って、1度は購入を保…

Kenny Garrett

CD

ジャズという音楽で重要なミュージシャンを3人上げろ、と、ちょっと強引な質問をジャズファンにぶつければ、恐らく全員が必ず名前を挙げると思われるMiles Davis。ビッグネーム過ぎて名前を覚えた頃はオレはアンチな立場だったけど、知り合いに誘われるまま…

The Roots

CD

久々に買ったヒップホップのCD、The Rootsの新作『Game Theory』。今作からヒップホップの名門Def Jamからのリリース。前作『The Tipping Point』と前々作『Phrenology』はどちらも少し考えすぎな感じがして、あまり繰り返し聴く事は無かった。それらに比べ…

鈴木大介 / Brandon Ross / ツトム・タケイシ

CD

今年は武満徹没後10周年らしい。あれから10年も経ったんだと今ごろ気付いた。そんなに武満の音楽を聴いているわけでは無いのだけど、『Novenber Steps』は少なくても年に数回は耳にする。 10周年という事で武満関係の色々なものが出ているらしいけれど、この…

生西康典 / 掛川康典 / 永戸鉄也 / Filament

DVD

このBlogの1番初めに書いた投稿が、『Dark Room Filled with Light』というイベントだった。生西康典 / 掛川康典 / 永戸鉄也の3人が作った映像に合わせてSachiko Mと大友良英によるFilamentが即興で音をのせるというもので、1日2回公演の初回を見た。 観客も…