生西康典 / 掛川康典 / 永戸鉄也 / Filament

このBlogの1番初めに書いた投稿が、『Dark Room Filled with Light』というイベントだった。生西康典 / 掛川康典 / 永戸鉄也の3人が作った映像に合わせてSachiko M大友良英によるFilamentが即興で音をのせるというもので、1日2回公演の初回を見た。

観客もヘタな事は出来ないという環境。恐らく空調を止めていたので暑くなってくるとシャツの袖を上げたくなったけど、その音も聴き取れる。唾を飲むのもためらわれる。とにかくミニマルな映像を見つめて、時折、正しくノイズが聴こえてくると何故か救われる思いだった。

1年の時を経て、その『Dark Room Filled with Light』がDVDとして発売された。買わなくてもいいと思ったけど、自分が見たライブが映像作品として手に入るというのは今後も無いかもしれないので、結局購入。自分の部屋で見るのなら、あの緊張は必要ない。









生西康典 / 掛川康典 / 永戸鉄也 / Filament 『Dark Room Filled with Light』




この作品を見るなら、夜、部屋の電気を消して、外の音がなるべく入ってこない環境にしないと、元々のコンセプトが失われる。

でもこれ、Derek Jarmanの『Blue』とタメはるようなものだと思うので、取り扱い注意。