The Roots

久々に買ったヒップホップのCD、The Rootsの新作『Game Theory』。今作からヒップホップの名門Def Jamからのリリース。前作『The Tipping Point』と前々作『Phrenology』はどちらも少し考えすぎな感じがして、あまり繰り返し聴く事は無かった。それらに比べると『Game Theory』は、そこでの成果がこなれていて、R&Bとヒップホップの境目がドンドンあやふやになりつつあるように感じる。









The Roots 『Game Theory』




The Rootsって、今じゃもう、フィラデルフィアの顔役って言葉が似合う。初期の『Do You Want More?!!!??!』のジャジーな感覚から、どんどん色んなものを吸収して今のスタイルになってきたと言えると思うけど、こうなってくると『Do You Want More?!!!??!』の頃のシンプルさが懐かしい気もしてくる。というか、正直言って、今でも『Do You Want More?!!!??!』が一番好きなアルバム。

ついでに。『Philadelphia Experiment』というアルバムがあって、ここではUri Cane、Christian McBrideというジャズ・ミュージシャンと?uestloveがトリオを組んでいて、更にPat Martinoがゲストが参加していたりする。これ、ヒップホップやR&B好きが、ジャズな音を聴くきっかけとして最適。