Roddy Frame

大阪と名古屋はブルーノートらしいけど、東京は何故かDuo。まあ、青山なら入場だけで1万ぐらい取られそうなので、特に文句は無い。

Roddy Frameというか、Aztec Cameraに特に思い入れがあるわけじゃ無いけれど、新譜の『Western Skies』は結構気に入っているし、前情報が全然無いままライブを見に行った。

当日券もあった事からも分かるように、恐らく8割ぐらいの入り。オレが言う事じゃ無いけれど、かなり年齢層高め。40代と思わしき方々が、ちょっと驚くぐらいいた。この人たち、スタンディングで最後まで持つのか?、と余計なお世話が頭をよぎる。

ライブは『Live at Ronnie Scotts』から想像できたように、Roddyの弾き語り。ACもソロも、特にどれかの曲に思い入れがあるわけじゃ無いので、どの曲を演奏してくれても問題ない。まあ、でも、やっぱり場内はACの曲が盛り上がっていて、オレもなんやかんやいいながら、初めて買った『Stray』のタイトル曲とかは、ちょっと染みる。だけど楽曲的にはソロになってからの曲の方が質が高いよなあ、などと思いながらライブを見ていた。

特筆するとすれば、やはりギターの上手さだと思う。粒の揃ったコードの鳴りは、歌が無くても十分聴かせるだけの技量。シンガーが自分のバックアップであれだけのギターを弾くのだから、ソロでも場を持たせられるのは納得がいく。

正直言って、ライブ自体が凄く良かったと言う物ではなかったと思うけれど、音楽そのものの心地良さは堪能したし、たまにはこういう緩いライブもいいと思った。




ライブはほぼ定刻の19:00に始まって、アンコールを含めて20:30で終わり。ちょっと短いような気もしたけど、弾き語りというスタイルでは、これ以上やっても飽きが来る可能性もあるので、ちょっと喰い足りないぐらいの感じで良かった。

そのおかげで、ライブの後連れと食事しても、ここに書き込む時間があるわけで、個人的には、ライブ後これぐらいの時間の余裕がある方がいい。



一つ苦言を言うと、Duoというライブハウスはスタンディングには向かない。元々ライブハウスじゃ無い建物を流用したのか、とんでもない柱が2本あって、これがかなり視界をさえぎっている。特に今夜はRoddy1人しか舞台にいないわけだから、視線は皆一方になる。だけどその柱の近くにいるとまるで視界が無いので、柱で視界が消されるところには殆ど人が寄り付かなかった。これなら、AX辺りでやってくれたほうが良かった。

という事で、名古屋大阪がブルーノートというのは正解。観客も金に融通の効きそうな年代の人たちが多かったし。