藤井郷子4

『When We are There』を聴いて、スピードとアヴァンさかなあと思う。カルテットと4の違いは。

カルテットはロック的で面子から分かるように若干変態気味(良い意味で)。それのアンサンブルの妙と、リズム隊の個性的な音を前面に押し出す事を意識している。それに比べるとトリオから発展した4では、ストレートにジャズ(勿論フリー)をしていて、だからと言うわけでもないかもしれないけれど、藤井郷子自身のピアノはアグレッシヴ度が上がる。それを引き出すのはJim Blackのスピード感溢れるタイコと、Mark Dresserの極太のベース。そして田村夏樹の音が加わる事によって、このグループの個性が浮きだって来る。









藤井郷子4 『When We are There』