Santiago Vazquez

Juanaに続いてアルゼンチン音響派。Santiago Vazquezは、『Tropicalismo Argentino』に「Mini-Bop」という曲が入っていて、これがちょっと変で面白かったので、2年前のリリースだけどその曲入りの『Raamon』を購入(同時に最新盤の『Mbira y Pampa』も購入したので、それは明日)。「Mini-Bop」は、最初の印象は良くなかった。リズムの鳴りがファット気味で、ちょっと古めの打ち込み的な音使いだと思った。だけど上モノのふざけた感じのラッパのフレーズが面白くて、ダサいと変態の間の印象に変わる。『Raamon』の1曲目が「Bop-Mini」で、その後もふざけているのかマジなのかよくわからない曲が続く。全体的にはちょっと古めのリズムの音の印象は拭えなかったけど、上モノの楽器の感覚が面白くて、なんだかマジで嵌れないのに繰り返し聴いても飽きない。









Santiago Vazquez 『Raamon』




打ち込みを使っていると思ったリズムは、どうもそうではないらしく、リズムどころか一切その手の音は使ってないとの事。実は微妙に「Mssive Attackっぽい」と思うところもあったりしたので意外な感じがする。