Santiago Vazquez

現時点での最新作『Mbira y Pampa』は、タイトルから予想できるように親指ピアノを使ったもの。一応『Raamon』を先に聴いていたので、あの感じのリズムに親指ピアノを上モノとして使ったものだと思ったけれど、聴いてみるとそういう印象よりも本格的にアフリカしているというか、変な方向の音になっているという事は無い。あまり親指ピアノをメインに据えたものを聴いているわけではないけれど、例えばもうすぐ来日するKonono No.1に比べれば、極めてまっとうな音。そのせいか特異なものをあまり感じないのだけど、涼しい音が気持ちよく聴けるのでこれもこの時期に向いた音。









Santiago Vazquez 『Mbira y Pampa』