Mary Gauthier

この『Between Daylight and Dark』もJoe Henryプロデュースという事で手にした作品。このMary Gauthierという人の名前すら知らなかったけれど、結構厳しい人生を歩んできたようで、それが音楽に表れているという事を知って、若干臆する状態だったけれど、Joe Henryプロデュースという誘惑には勝てない。そして知らないものだからこそ、音楽のイメージを作ってしまえるJoe Henryがプロデュースしたものというのは、個人的にはJoe Henryの作品を聴くのとある程度同じ気分で接する事が出来る。

だけど結局、思ったほどのヘヴィーさは感じられない。それどころか、『Civilians』よりも『Strange Weirdos』に近い感触を受ける。試しにこの3つの作品を立て続けに聴いてみた。音楽を作る要素というか音像というか、そういういものはこの3つの作品は結局同じでは無いだろうかと気づいた。それでも音楽自体の印象が異なってしまうのは、三者の決定的な違いである声のせいなのだろう。









Mary Gauthier 『Between Daylight and Dark』