eRikm / Debi13

Erstwhile三連発。eRikmとDebi13の連名による『Chaos Club』は、この2人で録った音をお互いが別々にミックスして仕上げた作品。Disc1がeRikmのミックスで、このディスクがなかなかErstwhileらしからぬ音が入っていて面白い。手法としてはターンテーブルをメインに使ったサンプリング&コラージュ作品なのだけど、他のErstwhileの作品は聴いた事のないようなリズミカルなトラックがあったり、大胆なサンプリングがあってなんか楽しい。

Debi13担当のDisc2は、Disc1程のインパクトはないけれど、それでもやはりErstwhileのイメージから離れた音作り。アイディアだけでトラックを重ねている印象のDisc1に比べて、いくつかのアイディアをつなぎ合わせたトラックになっている。強めの電子音の上にドラムン・ベースなリズムが遠くに聴こえるトラックとか、かなり面白い。





eRikm / Debi13 『Chaos Club』




(一応)ノイズと呼べるものを4連投してみたわけだけど、この中で最近購入したのはR/Sだけで、他はまだ暑かった頃に手に入れて、1〜2回程度聴いてそのままにしていた。R/Sのインプレを軽く書こうと思ってR/Sを聴いた後にこれ系を連投するのもいいと思い、Incapacitants、Keith Rowe、eRikm / Debi13をたて続けに聴いた。この間約4時間ノイズ的な音を浴びまくり。もう、こういう聴き方はしない。