Medeski, Martin & Wood

Cassandra Wilson、Pat Martinoと並んで、4/4にブルーノートから発売されたアルバムに、Medeski, Martin & Woodの新作『Note Bleu』があった。前作の『Unvisible』の頃は、個人的にはこの路線(ジャズ+ファンクで、ちょっとアグレッシヴ)に飽きていて、オレにとってはその年のワーストアルバムと思うようなものだった。だけど、MMW自体は嫌いじゃなく、新作はブルーノートに移ってから確立したジャズ+ファンクで、ちょっとアグレッシヴ路線から、Gramavision時代のそんなにクラブ音楽に目を向けていない路線(大差ないという意見有り)に戻ってくれないかと思いつつ、新作を購入。店頭には『Note Bleu』の通常盤とボートラ&DVD付の限定盤があったのだけど、何故か通常盤がCCCDで限定盤はCDDAという変則だったので、迷わず限定盤を購入した(しかも価格差は¥400程度)。帰って早速(といいつつも、CassdandraとPatの後)聴いた。1曲目を聴きながら、「やっぱジャズ+ファンクで、ちょっとアグレッシヴ路線かあ」と思う。そう思いながらジャケを見る。ブルーノートに移籍してからのベスト盤だった・・・。われながら情けない。




だけどこうやってベスト選曲で聴いていると、なかなか悪くない。異色のアコースティック路線の『Tonic』のようなアルバムからの選曲もあって、結構楽しく聴ける。今までMMWを聴いていなかった人には最適な入門編かもしれない。オレ個人もこれなら度々聴くと思うし、誰かに貸して、今は少ないジャズ好きの人口を少しずつ増やしていくというオレのひそかな計画に、一役買ってくれそうな気がする。



ちょっとしつこいけれど、東芝EMIなので国内盤CCCDかどうか、気になる(東芝EMIのHPにはCCCDの表記無し)。もしかしたら、ジャズ系ではCCCDを使うことを止めたのだろうか?

もしそうならジャズだけじゃなく、他のジャンルも見直して欲しいのだけど。