Neil Young

期待のアーカイヴ・シリーズ第二弾は、71年にカナダで行われたライブ。タイトルに「& Crazy Horse」が入っていないことからもわかるように、Neilのソロでのライブを収めたもの。『Live at the Fillmore East』はCDだけのエディションを購入したけれど、今回はDVD付きを選んだ。DVDもCDも同じ音源と言うことなので、今回は珍しくDVDを先にチェック。

Weld』以降のファンだという事は度々書いてきたのでわかると思うけれど、一応大体のNeilの音はチェックしていても、キャリア初期の頃のものはあまり好んで聴いていない。だから『After the Gold Rush』も『Harvest』も、世間ほどはオレは評価していないので、この『Live at Massey Hall 1971』もあまり期待せずに聴きだした(じゃあ買うなという突っ込み要らない)。ライブは『Harvest』がリリースされる前のものだけど「Heart of Gold」などはすでにここで演奏されているし、CSN&Yでの「Helpless」なんかも収録されている。そしてそれらがNeilのギター、或いはピアノによる伴奏だけで歌われる。たったそれだけのシンプルなものなのだけど、装飾の無い歌と演奏が表現した儚い感じが、強烈な魅力としてパッケージされている。個人的にはNeilの初期の音源で、最も好きなものかもしれない。









Neil Young 『Live at Massey Hall 1971』