Musiq Soulchild

R&Bにほとんど興味が無くなった、と言いながらも、時々は手を出す。Adrianaを聴いた後だっただけに、今度は思いっきりアフロ・アメリカンな音が聴きたくなるのが人間の性。しかもレコファンが輸入盤¥200引きセール中といういいタイミングも手伝い、Musiq Soulchildの新譜『Luvanmusiq』を購入。元々この人を聴きだした理由は全然覚えていないし、あまり強い印象も持っていないのだけど、なぜかアルバムは全部聴いている。多分新譜のリリースのタイミングが、オレの波長と合うのだと思う。それと、現代のR&Bの男性シンガーと言う事を考えた時、オレにはあまり思い浮かぶものが無くて、グループとかユニットならいくらか出てくるけれど、現代のソロの男性R&Bというものを、結局Musiqぐらいしかしらないと言う事も、この人を聴き続けている理由なのかもしれない。



で、『Luvanmusiq』は、やはりいかにもR&B。単純にそういう音が聴きたい気持ちがあっただけなので、これが良いとか悪いとかそういう感想は無い。暗くなるまでは聴きたくなるような音じゃないけれど、そういう時間帯になればこの音は実力は発揮され、アグレッシヴな音のライブを見た帰りなんかは、こういう音の方がチルに適している。

こやって改めて現代のR&Bを聴くと、すでにヒップホップ・ソウルという言葉は必要無くなった気がする。特にヒップホップなトラックに仕立てていなくても、そこかしこにヒップホップ的な音を当たり前に塗してあって、それが特に変わったものと感じることも無く消化されている。









Musiq Soulchild 『Luvanmusiq』