Nuyorican Soul

『Percussion Maddness』を聴いたせいで、久々に『Nuyorican Soul』を引っ張り出してみた。これは97年に発売されたもので、もう10年近く経つ。あまりハウスを好まないオレでも持っているのだから、当時、多分相当売れたのだと思う。

せっかく引っ張り出してきたので久々に聴いてみる。古臭くなっているだろうと思っていたけど、案外まだまだイケル。それは多分、これが当時の最新のスタイルと言うよりも、"Little" Louie VegaとKenny "Dope" Gonzalezの2人のそれまでの音楽的スキルをまとめ上げて作ったものだからからなのだろう。4つ打ちのハウスでは、Jocelyn Brownのパワフルな声(凄くカッコいい!!)に圧倒され、あのEddie Palmieriをフィーチャーした楽曲では、ラテンジャズを展開している。このアルバム、ハウスとかクラブ音楽の金字塔的な扱いだけではもったいない。




ライナーを読んで見ると、Louie VegaとKenny Gonzalezのインタビューが載っていて、その中に『Carlito's Way』という映画の事が少し出てくる。実はGW中にいくつか映画のDVDを見た中にその『Carlito's Way』があって、単なる偶然なのだけど、こうやってつながっていたという事に少し驚く。