John Lennon

という事で、続けて『Sometime in New York City』を聴く。これは日本盤もCDDA(通常のCD)で、CCCDでは無い。「なんでこんな中途半端な事?」と思ったけど、その謎は簡単に解けた。今回のリマスターでこの『Sometime in New York City』は二枚組みから一枚ものに仕様変更されていて、一枚のCDの容量いっぱいに音が入っている。その為余計な仕掛けを入れることが出来ず、東芝EMIは泣く泣くCDDAで販売という事になった。US盤と日本盤、どっちを買おうか悩んだけど、あえて日本盤を購入。東芝EMIを少しでも儲けさせたくないという気持ちはあるけど、同じ日に発売して『Sometime in New York City』の方が『Walls and Bridges』より売れた(出来ればかなり差をつけて)という集計結果が出たら面白いと思っての購入。
それで肝心の『Sometime in New York City』ですが、今回のリマスター盤の『Sometime in New York City』は同タイトルのまがい物です。上に書いたように、元々二枚組みだったものが一枚ものに変更されているわけで、この仕様変更で気付くかもしれないけれど、オリジナルの形態から三曲抜いてます。今回のリマスター盤にボーナス・トラック収録とありますが、オリジナルの楽曲を抜いて、ボーナスもへったくれもあったもんじゃない。日本盤を購入したおかげで、日本盤向けの小野さんのインタビューが収録されているのだけど、ここで小野さんは「なんでもかんでも全部入れるのはよそうと思った」と言ってます。John Lennonが生きていれば、彼も同じように思ったはずとも言ってます。
小野さんに言いたい事は山ほどあります。でも、めんどくさいので、一つだけお願いを書いておきます。「なんでもかんでも全部入れるのはよそうと思った」のなら、小野さんが歌っている曲を抜くべきでした。その仕様で作り直してください。よろしくお願いします。