Scorch Trio

ノルウェーの名レーベル、Rune Grammofonも日本での配給が決まり、今まで手に入りにくかった同レーベルの作品が、大型店舗でなくても手に入るような状況になった。知ったような口叩いているけど、Rune GrammofonというとSupersilentぐらいしか積極的に聴いてない。そのSupersilentは既に揃っている状況なので、この機会にそれ以外で何か聴いてみようと思い、Scorch Trioの『Luggumt』を購入。



このユニットは、Raoul BjörkjenheimというギタリストとAtomicのリズム隊で編成されている。Atomicはよく聴いているけど、Raoul Björkjenheim というギタリストは全然知らない状態で、CDをトレイに載せ再生ボタンを押す。圧倒される。Raoul Björkjenheimのギターは爆発している。これを聴くと、殆どのロックギタリストの出す音がおとなしく聴こえる。このレベルの音を出すギタリストは、他にNels Clineぐらいしか思い浮かばない。リズム隊の出す音も、Raoul Björkjenheimを煽りまくるかのような激しいもので、Atomicが割と伝統的なジャズのフォーマットに沿って音を出しているのに対し、ここでの煽り具合は、いままでジャズの演奏者だと思っていたPaul Nilssen-LoveとIngebrigt Håker Flatenは、実はアヴァン系なんじゃないだろうかと、認識を改めざるを得ない。

とにかく強力な音。ライブが見たい。