Joanna Newsom

フリー・フォークとかいうジャンルというかシーンがあるらしい。最初はマジでフリー・フォームと読んでしまい、「そんなものまでカテゴライズされるようになったか」と、少し驚いた。

そのフリー・フォークなるシーンの注目株としてJoanna Newsomというミュージシャンの存在を知る。というのは嘘で、Joannaの名前を知って、彼女がフリー・フォークというシーンに属していることを知った。オレは音楽系の雑誌はMMしか読まないのだけど、そのMMにJoannaが載っていて、あまり興味を引かれる感じでもなかったにもかかわらずチラッと記事を読んだら、Dyalnの「Vision of Joanna」から名前を付けられ、Bonnie 'Prince' Billyが見出し、新作のプロデュースがVan Dyke Parks、歌とハープの録音をSteve Albini、そしてミックスをJim O'Rourkeが手がけているという、絢爛豪華な布陣。これは買うでしょ。AlbiniとO'Rourkeだよ。シカゴ出身という以外に何か関係があったのかどうか知らないけれど、これまでに夢想したことも無い組み合わせ(つーか、最近Albiniは何をやってるんだろう?)。

で、勇んで購入してきたJoannaのニュー・アルバム『Ys』。全然聴いたことの無い音を聴くことの興奮が少しある。が、、、残念ながらオレの好みに合わず。音楽的な部分はいいとしても、声が、、、歌い方が、、、まるで気に食わない。なんていうか、若い頃のBjorkが、ずっと舌巻きながら歌っているような、そんな感じに聴こえる。これは生理的に受け入れられず、アルバムを半分ほど経過したところでストップ。今はとりあえず2度と聴く気にならない。









Joanna Newsom 『Ys』




どうやらCibelleもフリー・フォークとかいうカテゴライズされているらしく、となるとJuana Molinaも? まあ、どうでもいいか。

そんなことより『Ys』は途中で聴くのを止めてしまった為、O'Rourkeのミックスとか、気になる部分も聴けてない。だけど歌入りの場合、どうしたって歌に耳が行くわけで、歌声を聴いて「・・・」となってしまってからはとても他の音を聴いていられなかった。まあ、個性的であることは間違いないし、あの声を強烈に気に入っている人もいるだろうと思う。だから別に否定じゃなくて、今回は相性の問題。