Cibelle

Konono No.1のライブの前座だったCibelleのアルバム『Shine of Dried Electric Leaves』が、タワレコで結構派手にディスプレイされていて、ライブの印象も良かったので購入。

そのライブでの印象はJuana Molinaを連想させるものだったけれど、『Shine of Dried Electric Leaves』も、やはりそういう音と言った方が早い。エレクトロニカ+フォークという感じで、それに多少のブラジリアンならではのセンスが加わったのがCibelleの個性といったところ。その手の音もこなれてきたというか、もう特に目新しさを感じなくなってきたので、今後この手の音を使うミュージシャンにも、曲自体の出来が注目される。

今はこの手の音の気分じゃないので、あまり引っかかるものが無いというのが本音。もう少し聴きこめば印象も変わりそうだけど、曲数が多くて聴き返す気分にならないかもしれない。









Cibelle 『Shine of Dried Electric Leaves』




国内盤を購入したのでライナーを読んで知ったのだけど、CibelleはSubaというブラジル音楽におけるエレクトロニカの先駆けのような人の『Sao Paulo Confessions』に参加していた。この『Sao Paulo Confessions』は結構気に入っていたアルバムで、エレクトロニカ+クラブ音楽という印象。個人的にクラブ音楽から興味が離れつつあった時期だったけど、このアルバムは聴けるアルバムとして印象深かった。だけどそのSubaは若くして他界してしまい、彼名義のアルバムが、その『Sao Paulo Confessions』しか残らなかった事が悔やまれるけれど、新世代のボサノバと言われたBebel Gilbertoの2ndにあたる『Tanto Tempo』はSubaがプロデュースしていて、その2枚のアルバムがあるだけでもよかったと考えるしかない。

ちなみに『Shine of Dried Electric Leaves』はDVD付き。いつものように未見。