今堀恒雄 / 吉田達也

ライブを見た後に『Territory』を聴く事になったしまったのだけど、勿論、ライブの様な迫力をCDから得る事は難しく、最初はちょっとツライかと思った。だけど繰返し聴いているうちに結局はまる。変則的なビート、鋭角なギターリフ、ハードコア、デスメタル、プログレ、ジャズ、インプロ、エディット感、スピード、ヘヴィー、笑かし・・・。こういうものがまとめて詰まっているのが『Territory』で、さらにバトル系DJの出すスクラッチのような音もあれば、最後の曲はハワイアン調で締めるし、Unbeltipo Trioの名曲「Fake Rose Garden」に匹敵するような「Autonomy」という美しい曲もある。『Territory』は2006年現在、最も優れた演奏者として紹介される事がふさわしい2人による、圧縮された音楽。









今堀恒雄 / 吉田達也 『Territory』