Unbeltipo

ライブでCDを購入し、早速聴いてみた。

Unbeltipoは元々今堀恒雄のソロユニットだったらしく、だからTrioは付いていない。

CD『Joujoushka』は、ソロで録音したものが4曲と、トリオ編成で録音したものが4曲入っていて、ソロでの音に関しては「Frank Zappa Meets Squarepusher」と言われているらしい。ソロで作った音は、所謂打ち込みで作ったトラックにギターを重ねているといった作り。その打ち込みのトラックは情報量の多い音で、それに自らのギターを重ねているところが、Squarepusherを連想させるという事なのだろう。そして、Tom Jenkinsonより遥かに面白い曲が書けるところが、Frank Zpaapを引き合いに出している理由だと思う。まあ、確かに当てはまる部分は多いし、説明としてはわかりやすいのでいいと思うけど、最近のSquarepusherが嫌いなオレとしては、なんだかなー、と、思ったりもする。そしてトリオ編成での録音は、ライブを見た後にこれを聴くのはちょっと酷な部分があるけど、曲の面白さを再確認出来るし、ライブとは別物と思えば、それなりに楽しめる部分も多い。

一番気に入ったのは「Fake Rose Garden (Short Version)」という曲で、これはソロでのトラックだけど、今堀恒雄の弾くアコギをエディットし、更に他の音重ねてを作った様なトラックで、Trickyの「Makes Me Wanna Die (Acoustic Version)」を思い起こさせるギターが良い。



まあ、大体こんな感じなのだけど、アルバム自体が50分にも満たない長さという事もあって、既に5回程繰り返し聴いている。

なんとなく何度も聴いてしまう、不思議なアルバム。