予定変更

今日は、ほんの少しの遠出でライブを見に行くつもりだった。場所だけじゃなくてちゃんと乗り継ぎとかも調べて、調べると渋谷からは直通で行ける事がわかって結構楽に行けるとわかって、ホッとしていた。けど、行けなかった。何か用事が出来たわけでもなく、行く気が萎えたわけでもない。体調の問題。というと風邪でも引いたみたいだけど、違う。花粉。今週の頭からヤバイなあとは思っていて、実際仕事中も結構鼻水とくしゃみが出ていたのだけど、今日が一番酷い。目までシバシバし始めやがった。この状態でもうるさいライブなら行けるけど、目的のところはそれとはかなり違うはずで、この状態で行ったら迷惑。なので今日は止めた。まあ、いいさ。
って事で趣向を変えて女子ジャズなログ。今日はDerek Baileyの誕生日。女子ジャズのカテで最初に勝手に勧めたのがBailey。恐らく多くの人が興味を持ち、『Ballads』はかなり売れたはず。なので続いて是非『Standards』を。って、どこかの有名なライターの人が書くログなら多少はBaileyの作品の普及に貢献できるだろうけど、ここで書いてもどうにもならん。
ちゃんと女子ジャズカテ向けに変える。James MoodyにR.I.P.を。昨年の12/9に逝去。その報せを見て、その名前に懐かしいと思った。知っていた名前であるという事なのだけど、MoodyのCDを買ったことがあるわけじゃない。Quincy Jonesの『Back on the Block』にフィーチャーされていた。1989のアルバム。とっくの前に手元には無くなったアルバムだけど、その中の「Birdland」のサックス・ソロがMoody。同曲の他のソリストMiles DavisSarah VaughanDizzy GillespieElla FitzgeraldGeorge Bensonという、ジャズ界の名立たる連中なのに、その時初めて名前を目にしたMoodyって何者?って当時は思った。けど、そこからこれまで、全く思い出すことは無かった。なので白々しくR.I.P.と書ことも気が引けたし、この機会に何か作品を買うこともおこがましいと思ったので躊躇。それで久々に『Back on the Block』を購入。ホントは金持ちに同じ作品で2回支払いをするのはイヤだけど。
久々の『Back on the Block』再生。今時ならR&Bと形容するのだろうけど、これはブラコンと言ったほうがしっくり。80年代の最後の年にリリースされたこれは、80年代を集大成している。更に、元々ジャズな側だったQuincyらしさを埋め込むためにジャズのミュージシャンが参加している。そのジャズな部分は「Jazz Corner of the World」とその次の「Birdland」。「Jazz Corner of the World」は「Birdland」のイントロでもあって、このジャズな部分すらいかにも80年代なのだけど、MilesとDizがトラック上で共演というのも珍しい気がするので、得した気分。個人的にはそこを核に聴いてしまうアルバムなのだけど、それまでのアップなノリと、それ以降のメロウな流れ。80年代に台頭してきたヒップホップも、ラップの部分だけをフィーチャーしている。煌びやかでメランコリックで安っぽい。面子も、これでもか!!ってぐらい、80年代。

あの時代のそのまま音に刻まれている事に残酷さすら感じる。けど、、、これ、やっぱ、嫌いじゃないんだよなあ・・・。久々に聴くまで「Birdland」以外は覚えてなかったのだけど、聴くと他の曲も全部頭に入っていた。これを繰り返していた。という事。か。