R.I.P. Donald Byrd

自分のログの中でDonald Byrdという名前は一度しか出てこない。Guruが逝去した時のログ。そんなんでR>I.P.とか身の程を知らない。しかも手持ちのアルバムも『A New Perspective』だけ。ので、せめてと思って今日の帰路、タワレコに寄って『Fuego』を買ってきた。まあ元々レコファンでは手に入らないヤツを買いに行く予定だったのでついで感は否めないけれど、「とりあえずネットでオーダー」よりは、追悼の意になると思う。
早速『Fuego』を再生。このアルバムのジャケはよく目にしていたので多分代表作だと思うのだけど、あの時代のブルーノートなジャズ。Byrdのラッパの艶とJackie McLeanのアルトの個性的な音、それとDuke Pearsonのピアノもちょっと変わった感覚があって、あっという間に終わる。勿論続けて『A New Perspective』も再生。ゴスペル的なこのアルバム、Albert Aylerがインパルス後期でやりたかったのって、こういうのじゃないだろうか?
近年Donald Byrdの名前を聞くことは無かったけれど、90年代にGuruのJazzmatazzにフィーチャーされた時は、「さすがGuru、センスを見せ付けるなあ」と、思った。って感じで、Donald Byrdはそのリーダー作に手を出さなくても耳にする機会が多くて、特に50年代60年代のブルーノートの人気作ではその名前を見つけることが多くて、って理由であまりリーダー作を気にしてなかったのだけど、なんやかんややっぱりジャズ好きなオレは、これからゆっくりとだけど、Donald Byrdの作品を聴く事になるんだろうな。逝去してしまった事は残念な事なのに、こんな事をキッカケに楽しみが出来てしまうってイヤな感じだけど、こればかりはどうしようもない。