アジアカップ 決勝 オーストラリア 対 日本

後半早々に選手交代で藤本を岩政に替えるのを見て、やはりザックはイタリア人だなあ、と、思った。あのタイミングで選手交代と聞いて、今野か遠藤、もしかしたら消え気味の岡崎か？と思ったら藤本。大会を通しての消耗の少ない藤本を替えるとは思わなかった。そして長友を攻撃の場で広く使えるようにし、それが攻撃的に大きな効果は出さなかったけど、高さで完全に負けることは防いだ。そして延長後半の李の完璧なボレーが決まる。長友のアシストなのでザックの采配の結果に見えるけど、まあ、別に長友はいつものポジションでもあの仕事は出来たはず。
ちょい辛口なのは、やはり内容では圧倒されていたからで、負けた方がすんなりする。川島が当たりの日じゃなければ、何点も取られていてもおかしくない。けど、ここを勝ったタフさ、は、やはりW杯でトーナメントまで残ったチームの意地と、そして、そう簡単に都合よくやってきたオセアニアのチームにアジアカップを取らせたくないという、アジアという地域の雰囲気があったのかも知らん。
個人的に大会MVPは長友。ここで本田を選出してしまったのは、ネームバリュー以外に考えられない。