ジムO 六デイズ:その三 Happy Bad Timing Days

Jim O'Rourkeの6daysの三日目。まあ今夜も当然ながらスーパーデラックス。
元々は『Happy Days』と『Bad Timing』をくっつけた混合バージョンを2時間ぐらいの1セット、という予定だったのだけど、何か知らんけど結局2セット構成。で、1stが『Bad Timing』で、2ndが『Happy Days』という事になった。
Happy Days』は今日の昼休みに予習復習という事をして、あーこれ、結構好きなんだよな、と、思った。のだけど、『Bad Timing』の方まではしてなくて、なのでどんなだっけ?と思ってたのだけど、O'Rourkeがギターを爪弾き始めて、すぐに思い出した。あー、なんか妙にアメリカーナしてるやつ、だったはず。心地いいアメリカーナなメロディー。に、今夜の面子が加わる。電子ピアノの石橋英子、ベースに須藤俊明、ドラムが山本達久。『Bad Timing』は確か、バンド編成な音じゃなかったと思う。それをこの編成でバンドの音に仕上げる。特に最初の曲は、徐々に熱を帯びていく感じ、が、Rovoの様に跳ね上がる。なんていうか、構成的にはO'Rourkeらしい気もするのだけど、音楽の感じは予想外で、これは結構耳に覚えが無くても楽しめるセットだったんじゃないだろうか? って、この面子、見ていて気づいたのだけど、O'Rourke以外の3者、まあ担当の達久は当然ながら、石橋さんも須藤も、ドラマーなんだよな。なんかちょっとこういうのは珍しい気がする。
2ndの『Happy Days』はO'Rourkeがソロで演奏。アコギをメインに、エフェクトであのアルバムを再現する。した。凄かったなこのセット。あのドローンでミニマルで何か欧州的でエキゾチックなのも、そういうのが薄く感じ取れるのだけど、あれをまさか再現されてしまうとは・・・。いやあ、まあホント、美しい音色だった。ノイジーの美しいの、を、ここまで抽出してトランシーな気分にまで持っていかれるとは思わんかった・・・。