ジムO 六デイズ:その四 ビッグバンドとテープ

Jim O'Rourkeの6daysの四日目。まあまあ、今夜も当然ながらスーパーデラックス。
今夜はビッグバンドな面子ってことだったので、フリージャズな感じだろうと、思う。で、まあそれはあてはまる。そういう人達が金管とか木管とか、ヴァイオリンとかアコベとか、で、勿論ドラムとか、あった。O'Rourkeはタクトという立場なので、多分手元にテープ装置があるのだろうけど、よく見えんし、努力もしなかった。坂田さんとか梅津さんとか、他にも色々辣腕な音がそれぞれしてくる。音象は、思ってたところからのずれがあって、現音の響きだと思った。その音色がまるで『Ascension』の様に咆哮。あーーー、これはヤバいな。って思ったので、今はヤバかったな!って、思っている。こうやって音楽のヤバいところの一つ目の当たりにしている感じを、感じつつ、とかしていると、あっという間に1stは過ぎ去っていった・・・。
2ndは、1stよりもフリーインプロ的に音が散る。2セットを通して、個々をフィーチャーしていたのだけど、当て嵌め方がジャズ的とは違うとこがO'Rourkeのセンスだと思う。んー、ここまで4日連続でO'Rourkeの音を聴いて思うのは、結局この強烈な存在は、キッチリそれまでの下地の上に音楽を持っている。見たことの無い音とか、突拍子も無い雰囲気とか、じゃなかったりする。
が、実は2ndの終盤のとこから、音楽に聴き入れず・・・。ってのは、もうホントオレの目のちょい先で、座っていた人が倒れた・・・。んー、今まで色々、ライブ中に倒れる人は見ていて、ピットインなんかでもそういうのはあって、すぐに店員さん呼んで対応とか、してきたのだけど、今夜のはちょっと「ん?ん?ん?、、、へ?」って感じで、なんかちょっと見たことの無い感じで、状況が一瞬飲み込めず。で、ハッとなって、近くに居た数人と動揺しつつという状況だった。んーとその人、座ってたのです。それがこう、なんかぐらんぐらんしたかと思うと、いきなり床に頭をぶつけるように落ちてしまった・・・。で、動かない。なんか見たことの無いその状況に、かなりヤバいかと思って頭は触るなとだけ口にして、ってしたら、自ら起き上がったので少しホッとした。その人は大丈夫といいつつ出て行ったのだけど、あれ、目の前で見ていたらちょっと引き摺ってしまって、あー、なんか、こういう時って後でとかあるって聞くので病院とかいったほうがいいとか思うのだけど、もうどうしようもないしな。とか、考えたりしてしまった。体調って色々だから、そこまではなんともなくても突然グラっとしたりするので、皆さん、気をつけましょう。ライブ鑑賞中にアルコール煽る事の多いオレも、気をつけようと思った。