ジムO 六デイズ:その五 未来に向けて:その一

Jim O'Rourkeの6daysの五日目。まあまあ、今夜は少し悩みながらも、結局スーパーデラックス。
1stはジャズトリオ。アコベに千葉広樹。この千葉というアコベ奏者については全く知らんかったのだけど、なにやら卓の上にツマミ系もあったりする。ドラムは山本達久。O'Rourkeはギター。
ジャズトリオという名の通り、O'Rourkeのジャジーなシングルトーンから演奏が始まる。O'Rourkeのこういう演奏、ありそうで無かったと思う。んんんんーとか思っている。そこから展開していく。していって、ジャズというより、多分インストなロックと、言った方が、わかりやすい。なのでまあ、ちょっとフュージョンって感じもする。んー、こうくると、このセット、なんか色々含みな気がした。多分オレ、もしここまで足を運び続けてなければ、このセットはちょっと「ん?」って、思ったかも知らん。けど、個々までの四日間を考えて、これをやる。のは、6daysという構成の一部なんだろうと思った。
2ndはカフカ鼾というユニット。キーボードが石橋英子で、ドラムはまたしても山本達久。このバンドがどんな事をするのか全くわからんのだけど、イチイチ予想もしなかった。
で、まだ最終日があるのになんだけど、結局この6daysは、このセットをやる為だったんじゃないか?って、思う。壮絶と美意識とが絡み合った音楽。Supersilentにドコアがブっこまれたみたいな感じ。ハコの持つそれぞれの音の方向性が、多分カフカ鼾の音にキチンとあてはまった。一見一方的に音が進んでいる感じなのに、どこかにどうしようもなくガッツリを耳の中にメランコリックな印象を残す。音が止まるのがあまりにも勿体無い気がして、でもこれが続くとなんか自分がおかしくなる気分も思った。
実は今夜は、Van Halenも見たかった。あーこれもかなり見たかった。Dave Lee Rothが復帰したVH。これに魅力を感じないロックファンは居ない。が、今夜の選択は間違ってない。