Clipped out the Heart of Silence - The Inside Out vol. 2

えーと、ここが、数時間で結構なアクセスを頂きました。ありがとうございます。もう流れているのであれですが、しかし影響力ってのを見た。という気分。
今夜はスーパーデラックスに足向け。照井利幸のライブ。正確には、名取哲の映像との共演。
まずは前座でほりのみほ、という女の子。セッティングの都合上か、なんか妙に隅っこなところが立ち位置。エレキを指弾きしながら歌う。作りの少ない歌い方。TVなんかで歌う人が作り上げられているものとして歌を歌っているけれど、何か最近はそういう場と離れたところで、こういう歌い手が増えてきたと思う。結局、何かに対するカウンターは、いつも存在するんだな。
昨年WWWで見たSignalsは、本来の形を拡大させて大きな編成になっていた。多分照井が自分の音楽としてやることの、到達したところの1つだったんじゃないだろうか? ってても、まあ、それ以前はSDLXで一度だけSignalsを見ただけだったのでなんかわかった風は恥ずかしいけど、まあ、そう思ったのだから仕方が無い。して、今夜は照井1人で演奏。照井のソロ名義のアルバムってのもあって、それはSignalsの世界観と近いものだと思ったのだけど、今夜の演奏はやっぱ、そういう事だと思った。照井という、まあ多分ずっと言われ続ける元BJCのベーシストだった男が、自分の音楽ではギターを弾く(2曲だけエレベも)。爪弾かれるのはメランコリック。SDLXの3スパンの中央に映像、両端は静止画。ロードムービーという感じの、あるストーリーが流れ続ける。ここに何かのメッセージがあるのかどうか、わからなかったけれど、照井があえて目に入りにくいところで演奏を続けるので、客席は映像を見続けることになる。多分これが今の照井のやりたい事で、丹念に弾かれるギターの音は、他の音が無いという緊張感と、なんかしらんけど独特な空気が流れていて、不思議な心地良い感じ、だった。
終演後、外に出ようとすると出口のとこで複数人がなんか配っている。フライヤー?って思ったけど違う感じで、手渡されたそれを見て「へ???」と。Tシャツだった。ライブのオマケにTシャツって・・・。気前がいいというかなんというか余計な勘ぐりもあるけれど、いやいやそんなのはやめて、素直にありがとうございます。です。このSignalsなTシャツ、夏になったらこれを着てピットインでライブを見ようと思う。