doubtmusic presents 阿部怪異と集団投射

まさかの、今月3回目の渋谷WWWへの足向け。T.美川とJOJO広重吉田達也とissheeによる阿部怪異と、井野信義と藤川義明と今井和雄に本田珠也を加えた集団投射。
阿部怪異というバンドのイニシアチヴは美川らしく、まずはバンドの成り立ちなど軽く説明。して、「1、2、3、4」のカウントで始まるその音は、パンク。つーか、ドコア。あー、そういうやり方か、と。短く演奏を切って、カウントも交代制でやってて、そういう意味では微笑ましいのだけど、音はちゃんと極悪。1つだけ長い演奏あったけど、こっちの勝手なイメージを覆したやり方がカッコいい。スタンディングってのも手伝って、マジでパンクのライブに来た気分。
して集団投射。ピットインで2回のライブをこなしての今夜。ハコの大きさが変わったので、ここでドラムが加わるってのは心強いだろうなあ、とか、思う。して、40分ほどを只管飛ばし続けるマスプロジェクション、本田のドラムは途切れない。勿論、本田ならこの演奏をこなして更に上乗せするってわかってたけど、そこそこ本田がヤバいのを叩くのを聴いているけど、しかし、ここまでっての、は、多分なかったんじゃないか、と、思う。集団投射は誰も全く休み無いので一方的に音を突きつけられる感じなのだけど、ある意味全力のミニマルな音楽だと思うのだけど、これを成り立たせるっての、ジャズとかノイズとか、まあ、あまりジャンルの側で考える必要は無いよなあ。こんなの提示されて、何か考えるより、圧倒されて、ニヤニヤも出来ず、ただビートに体をあわせて、しか、出来ん。