2020/01のライブ観賞 9本

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中村達也八木美知依は初めての組合せならではの緊張感と八木の陰と達也の陽が安易な同化をしないまま発せられる二面性の同時進行が2セット継続する中で中山晃子の映像が中和どころかミニマムを拡大するエグさで視覚まで生々しい時間だった
即興のセッションとはいっても実際には予定調和っていうと言い過ぎかもしれないけどでも先が読めるものが多いんだけど今日のはそうしようがないというヤツでそれは実はあまり無い
予定調和しないのも時々ありはするけどそういうのはなんか振り切れていないものに仕上がるんだけど今日の中村達也八木美知依のはどちらの側から見ても不足は無かった
2ndのあれは実際には歌ものだったんだけどマイクありながら結局八木美知依が歌わなかったのは何故か?は知らんけどあの美しい旋律と中村達也の叩き込みの絡みは今年早々の美形だった

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ロックのエグいのとジャズのエグいのがバランスして大変なユニットになってるけど半分ぐらい集団投射してるような感じなのでノイズより凶暴な悪意みたいなのを新年早々喰らってまあとにかくこれ聴いてから色々話しになる気がする

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Chrome Hillと本田珠也と八木美知依の組み合わせはRy Cooderのサントラを聴いている様な残響の美音が羅列されて道場タイムも含めた詰め込みがある時も生々しさより何かのフィルターがかかったような非日常

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本田竹広トリビュートという名の新年早々だから和ジャズで賑やかに楽しんどけというイベントは現場以外では全くわからんだろうけどそれがライブの醍醐味

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道場&Chrome Hillは先週の裏するという展開ではなかったけどサントラ&オルタナするジャズとかそこら辺をプログレッシブする高スキル

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酒井泰三とKAKUEIとAHの組合せはダンスビート的やエスニックや色んな音が切れ目なく絡んだのでロックとは単純には言えないけどだけどそれとして見たオレにはかなりインパクトでこのライブのカッコよさを言葉で伝えるのは他のより難しい
ロックならその曲を知っているかどうかがライブでの楽しみには重要な意味があるけどそれが無くてでもアヴァンのようなアグレッシヴで通す演奏でもなくて今色々考えてるけど演奏聴いている時はそれをする必要のないヤツだった

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音響をジャンルにしたJ国のセンスとジャズミュージシャンならではの高スキルが合わさったのが「不穏な空気の中に淀むヘドロまたはヘドロ&カプリシャス」という面倒なバンド名?の音楽でそれ目の当たりしたら酔っ払って帰ってきたのは仕方がないよな

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Baby、のら犬にさえなれなかったので途方に暮れた
ハリーと中村達也が同じステージに居るのを見ただけでグッグッギャラッグッグってなった

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禁断の翼棟はジャズ表現に押し込めた繊細なオルタナティブでルーツ引きずりながらの現在と言える音楽で数年の内にグラミーのジャズ部門を受賞する(予定らしい)