2016/6のライブ観賞 5本

6/1
今夜はBill Horistの為のセッションだったけどJoe Taliaのビートが一番の印象で、この人の捉えどころみたいなのはよくわからんのだけどなんか好き。で、出来ればこの人の音をそのままの状態でまた聴いてみたいと思ってる。

6/2
沢井原兒『TOKYO解放区』レコ発。長くなるので面子は端折るけど半端無い演者が揃ってて、スモールコンボなのにギルのMNOの様な音の厚みで、AOR化する前のフュージョンの混沌とAOR化したフュージョンの抜ける感じが交錯した目まぐるしさをジャズで締めた。様に聴こえた。

6/15
今夜のスーデラ。1stの広瀬淳二+マッティン・タクスト+秋山徹次は音色で持ってくやつで、ここ数年この手はあまり気持ちが上がらないんだけど、今夜のは響きがいい感じにスーデラに嵌っててツボ。
2ndのJustice Yeldhamはガラスを媒体にしたエフェクトでのエレクトリックなノイズなのだけど、これが奇をてらったとは違う音しててT美川ばりの音の動きで圧倒された...。SENYAWA以来の衝撃...。

6/16
久々の照井利幸のバンドはThe Holy Blowというヤツに変わってた。けれどSignalsと同じ様にリリカルは引き摺っていて、だから新しいバンドになった事で大きく変化したわけじゃないけれど、少しの違いをなんとなく感じた。
ベースとギターを持ち替える照井利幸の音はBJCのイメージと違う丹念。拍手が不要な進行で、映像もあったし演奏も視界に捕らえにくいのだけど、映像的とは思わなかった。けれど、サウンドトラックと言うのが当て嵌まる矛盾。
途中で照井利幸のベースをバックにギターを弾きながら2曲歌ったとうめいロボのストレートな歌声。ああいうアクセントはちょっと反則だと言いたくなるぐらいの絶妙だった。

6/25
本田珠也&近藤等則坪口昌恭&杉本智和のEmbryo(多分ユニット名)。ジャズを下敷きにしつつ知性的に音楽を入れ込むんだけど、そういうののイメージと違った刺激だらけ。あっちフラフラこっちフラフラしてるオレが聴きたいジャズってこれだと思った。
2ndの終盤、本田珠也がドラムンベースのリズム叩きだした時はハコがピットインじゃなければ!という気分だった。人力ムンベーが挟まる事ってたまあるけどさ、若い頃にムンベーを聴き倒した耳で言うけど本田珠也のビートは半端無かった。