WWW presents #restart vol.2 東日本大震災復興支援ライブ

前回からまだ2ヶ月しか経っていないけれど、Bill Laswellが震災の復興支援の為に再来日でTokyo Rotation。この男に、惚れそうな気分になってきた。って言ってもオレはヘテロ
エレクトリックなラッパの近藤等則、DJでKrush、ドラムに山木秀夫。Tokyo Rotationの最もコアな面子かも知らん。いつもはピットインで、1度だけSDLXもあったけれど、今夜は渋谷WWW。これまでより大きなハコってのがミソだし、元々前売¥4,500だったのを、途中でメール予約に切り替え、しかも1ドリンクの¥500のみで入れるという企画に変わった。チケットはギリギリでいいと思っていたので買ってなかったのだけど、面の皮が厚ければ¥500でビール片手にこのライブを見れてしまうという、ヤバさも伴った企画。
Laswellのあのぶっといベースが遠慮なし。ここ数年、毎年この音に惹きつけられてきたけれど、それまでより遠慮なしの重低音がやばかった。笑いそうだった。スゲーーーって、思った。ビリビリしやがる。逆に、近藤のラッパは、あくまでもLaswellのベースとの対比で言えばピットインの時ほどは響かせないのだけど、珍しく音が抜けていく感じが気持ちよくて、山木のドラムもビートを作り上げ続けることに徹しているようで、まあでも元々、この人はあまり挑発的な態度に徹するタイプでもないので、らしいといえばそんな感じ。してKrush。これまでのTokyo RotationではSE的に音を扱う事が多かったと思うけれど、今夜はヒップホップなDJらしい、いかにもなスクラッチもねじ込む。
いつもの様にレゲをベースに体を揺らす音と、少しの落ち着きを交えた演奏。アヴァンは少し抑え目だけど、露骨に4つ打ちが出てきたりもした。Method of Defiance的、という事。企画の変更でかなりの混み具合になったと思うのだけど、だから今夜の音楽の作り上げは嵌った。
元々の当日のチケット代になるはずだった金額を募金。一気にいくらも募金するのもいいと思うけど、個人的には、負担が大きくならないように少しずつ、何回も、募金はしていこうと思う。