ラズウェル・中村・山木

GWにピットインで小銭を稼ぐのがBill LaswellのTokyo Rotationだと思ってたのだけど、今夜のスーパーデラックスでそれとしてライブ。共演は中村達也山木秀夫。どちらもドラム。どちらもTokyo Rotationではお馴染み。
まずはLaswellと達也のデュオ。この2人はJohn Zornを交えてPain Killerとしての演奏もあるのでアグレッシヴな展開かと思っていたのだけど、Laswellのお得意な1つ、レゲエ 〜 ダブなグルーヴィー。達也は音数の減らし方を持っていて、グルーヴを活かす様にビートを刻む。体の揺れる時間。このセットは30分に足りないぐらいの短さで、あっという間。そして休憩かと思いきや、即Laswellと山木の演奏。セット分けが無いという事か、それとも1セットで2人のドラムとの演奏という展開なのかよくわからんけど、とにかく演奏が始まる。
山木は音数の多い、キツイ音を叩き込む。Laswellはこれもまたピットインで聴いているJaco的なテクニカルなベース。演奏の強さのあるフュージョンといった趣。そこからグルーヴィーを挟みながらの展開になるのだけど、ここも演奏は短く終わった。これで1セット?と思ったら、どうやら本編終了らしく、おおお、と思いながらアンコ−ル要求。すると当然の様にLaswellと達也と山木が出てきて、さらにゲストで坂田明。おおおお、と思っていると、さすが坂田さん、ヘヴィーなリズム隊を相手に思いっきりフリーに吹きまくる。カッキーって思う。坂田さんは相変わらず鋭い。面子のせいもあって、パンキッシュなフリージャズと化す。ガガガガっ、とかまされて、アンコール終了。時間を確認すると全部で1時間と少し。まあ、オレ的には有り。なのだけど、不満がある人が居ても、わからん気がしないでもない。