Bill Laswell presents ... TOKYO ROTATION 4 楽日 2nd

『TOKYO ROTATION 4』の3日目、2ndだけ。以下面子。
DJ Krush(Turntables)Bill Laswell(B)近藤等則(Electric Tp)山木秀夫(Ds)

のっけ、Krushがヒップホップ的なBPMでリズムを走らせる。そこに当然、山木が生の音を被せる。打ち込みと生のビートが重なるというのは今時珍しい事ではないけれど、Krushと山木という組合せは特別なわけで、今年もこれが聴けて嬉しい気分。そこにLaswellのグルーヴ、そういう好条件の中で近藤はエレクトリックなトランペットを吹き鳴らす。数年前、初めて近藤のエレペットを聴いた時は音が大きすぎると思ったのだけど、徐々に慣れたのか、それともバランスを考え直したのか、具合がいい。こんな音の上でやりたいように音出せるのは楽しいんだろうなと思いつつ、オレが見るのはKrushのみ。続けてまたしてもKrushのリズム。それが以外にも四つ打ち。Krushが四つ打ちのビートを走らせてくるのは以外なようでそうでもないかとも思ったけど、もろにテクノなビートにはやっぱりちょっと驚く。
この後の曲ではKrushは主に上モノの印象。だけどそこには昨年よりもヒップホップならではのスクラッチが入り込む場面が何度もあり、大満足。
終盤の演奏では、山木の腰の据わった強いビートとLaswellのベースがレゲエ(ダブ)し始め、「なんでこのライブがピットインなんだろ?(スタンディングなハコがよかったという事)」と、ちょっともったいない気がした。