TOM VERLAINE with JIMMY RIP

下北のGardenで念願のTom Verlaine
まずは前座でヤマジカズヒデ。ソロという事だったので勝手にアコギ片手に弾語りだと思っていたらドラムの人付き。ヤマジはエレキ。
さすがのヤマジはデカイ音でギュンギュンするのだけど、不思議と耳を壊さない感じ。して、ヤマジに野次を飛ばす客有。「ここにdipのファンが居ると思っているのか?」とか「面白くない」とか。他にも色々言ってたみたいだけど、あまり聴き取れず。ヤマジ嫌いなのかな? ずっとシカトしていたヤマジ、最後の曲前に「これで静かになると思います」と。これ、2つの意味だよな?
そしてVerlaineとJimmy Ripp。2本のギターで演奏という事は知っていたけど、どっちもアコギとは予想外。初っ端からかなり幽玄。白状しますが、最初の30分ぐらいは立ったままでまどろみ状態。が、リズムの強い曲で目覚め。そこからは緩い曲が来ても眠気は来ない。このライブにあわせてVerlaineのソロ作を繰り返してたのだけど、そのおかげで頭に残っている曲も出てくる。Televisionの「Prove It」もあったし、「Friction」もあったような気がしていたのだけど、アンコール時に客席から「Friction」を要求する声。え?、あれ、違う曲だったのか・・・。ちょっと恥ずかしいが開き直る。
Verlaineのソロ作を聴いて思っていたのは、最近のこの人の音楽はアメリカーな音楽に変化しているという事。Bill Frisellを思い出す。音楽的にも、そのギターの演奏にも。だから今夜は、ロックという印象は弱い。特にVerlaineのギター、そのソロは、トリッキーは無いけど、オレの普段の趣向の耳のままで聴いてもカッコよかった。Ripは派手さは無いけれど、堅実にVerlaineをサポート。
2回のアンコールを含んで2時間を越える時間。ヤマジの演奏もあわせると3時間。正直な話、ちょっと疲れている・・・。スタンディングで聴くような音楽じゃないよなあ・・・。