クッキーとビスケットの違いは何? で、ちんすこうはそれらの仲間じゃないのか?

昨夜はレコファン。目的はRovoの新作『Ravo』を手にして、いつの間にやら延長されていた「中古か輸入盤の新譜じゃないので総額¥5,000分購入すれば¥1,000引き」をしつこく利用する事。『Ravo』を確保し、¥5,000分のCDの選定に入る。とは言ってもこのキャンペーンをすでに4回ぐらい使っているので、実際には欲しいものはある程度手にしていて、なので細々とチェック。あれこれ見つつ、何度も行き来して、なかなか¥5,000まで届かず、もうめんどくさいので『Ravo』と中古1枚だけでレジに行こうと思って中途半端なCDを戻したりしているうちに、ふと、念のためMinutemenのとこを見ると、『Our Band Could Be Your Life』というCDが1枚だけあった。なにこれ?と思ってみるとトリビュートもの。面子を確認すると、序盤知らん名前ばかりで、んー、とか思っているとFree KittenやThurston Moore、Meat PuppetsとかLou Barlowの名前を見つけ、更にNels Cline Trioなんて名前があって、¥580の値付けでもあったので購入決定。が、こうなるとやっぱり¥5,000を狙う。で再びウロウロして、なんとか目的分手に持つ。レジ。支払いなのでインナーイヤーを外す。するとBGMが鳴っていない。「え?」、慌ててケータイで時刻を確認。すると20:50を過ぎていた。オレがここに到着したのは19:00過ぎ。20:00に飲みの予定があり、その少し前までの時間を利用してのレコファンだったのに既に1時間近くオーバーしている。というか、メールが2通と留守電が1つ入っていて、確認するとその相手。20:00の予定を21:00にしてくれというメールと再度同内容のメール、更に返信が無いので電話してきたという状態だった。オレは常にケータイをサイレンスにしているので全く気付かず・・・。慌てて連絡すると「返事が無いので渋谷に寄らずに帰ろうかと思っていた」との事でギリギリ間に合った。まあ、別にキャンセルになるのはいいのだけど、オレは自分の都合で予定をキャンセルするという事を殆どしない性分なので、そうならずに済んでホッとした。
飲みの帰宅後即『Ravo』再生。さらっと1回聴いただけだけど、5月の野音でのライブでやってた曲じゃねーの?という曲が並ぶ。殆ど曲を覚えないオレの記憶なのであてにならんけど、でも、聴き覚えある。聴きながら、このバンドが支持されているという事がなんとなく嬉しい気分になる、なんとなく。
このところ『hyphenated-man』を中心にやたらMike Watt関係ばかり再生。もちろん明日のライブに備えての事なのだけど、『hyphenated-man』は今年の最ヘヴィロテになった事は間違いない。そういや昨夜のレコファンでも、iPodで2回再生したな。事なきを得たとは言っても、その時に時間に気付くべきだった・・・。まあとにかく、今日の昼間はなんとなくJohn Fruscianteを欲して、で、廃盤というだけの理由で高値になっている『Smile from the Streets You Hold』を聴こうかと思ったけどMP3にしてないのでCDを探し出す手間を考えると気分が悪くなり、『The Brown Bunny』を再生。『Smile from the Streets You Hold』は単にボロボロなだけの作品で、廃盤になっていなければ話題にもならんと思う。それをFrusciante自身が一番よくわかっているから再プレス(ヒル)させないようにしていると思う。まあ、おかしい状態の素の作品という意味でサイケデリックかも知らんけど、でも傑作としか言いようの無い『Empyrean』と『The Brown Bunny』を聴けばそれは要らなくなる。『The Brown Bunny』は同名のVincent Galloの映画のサントラ。あのどうしようもない映画とのシンクロがサントラの『The Brown Bunny』だけど、前半はジャズやそれ的なアメリカンな音楽で、後半にFruscianteがアコで曲を並べる。全く明るくなれない映画だったし、結局映画では使われなかったこの音もそれは変わらない。このまるで元気になれない、明るい気分にさせないところがFruscianteらしいわけで、なので、というか、だから、というか、暑い時期には全くFruscianteを聴く気になれない。だけど寒さが表立つとFruscianteの音を聴きたくなる。そういう時期だからこそ明るいものを望むべきな気もするけれど、ここにしか似合わない音楽は自然とここで欲する。ああでもだから、『Smile from the Streets You Hold』を聴いてみたいのか。整理するとその気持ちがわかる気がしてきた。