帰路、レコファンのコース

昨夜のEORを思いっきり引き摺った状態・・・。ああいう陽性の音楽に塗れると、ニヤニヤも気持ち、キモさが抜けてる気がする。しかし、中村達也ってのは華、だと思った。ここ数年、達也の色々を注視してるのだけど、昨年と今年の達也の色々にはマジで他はやれん事ばかりで、年内は来月のMannish Boysと11月のOXYDOLっていうのは何がなんでもなわけで、あとは年内に東京でFrictionかTouch Meがあれば、もうホントへべれけする。
で、久々にこのタイトルでログ。ってっても、ちゃんと毎週レコファンには通ってた。でもまあ毎度ログするのもめんどくさくなって、で、でも久々になんとなく。
狙い。は、John Fruscianteの『PBX Funicular Intaglio Zone』の日本盤。が、期待はしてなかった。ってのも、ちょい前に出た『Letur - Lefr』の日本盤は入荷しなかった。ちょっと経ってから輸入盤は入ったので、あのレーベルの日本盤は入荷しないパターンかって、諦めてた。ら、あった。しかも残り1枚だった・・・。あーぶっちゃけ、これは今年の最大の注目盤。とにかく前作『Empyrean』は聴きまくった。今でも時々聴いてる。ので、Fruscianteの新作がリリースされるという報から、これまでのFruscianteの全ソロ作を聴きなおしまくってた。で、全部持ってるつもりだったら抜け作があったりして、そのおかげでニヤニヤと聴いていた。まあ、Fruscianteは、まあ、やっぱ現時点でのロックの最注目だと思う。ロックの色んなの色々と考えて混ぜ合わせてみる努力をしてこれまでのロックの流れもあわせて、Fruscianteのやり方に、ニヤニヤする。この男の音の一見の大人しさは、実は内側にモノ凄くエモーショナルを持ってて、オレとしてはなんかもうどうしようもなくなる。のです。
まあこれでニヤニヤ帰ってもいいけど、今回は色々ありやがる。が、考えて、どうしても外せないCalexicoの新作『Algiers』と、Aztec Cameraのデラックスなエディションの『Stray』を購入。ん?、amazonCalexicoが「Special Edition」で2枚組ってなってるけど、、、これはオレはまたしてもやってしまったか・・・。ちょっと今泣きそうになりつつだけど、Aztec Cameraの『Stray』を見てニヤニヤしようと、してみる。Aztec Cameraって言えば1stって感じなのだけど、一応ちゃんとネオアコにぶつかった世代だけど、オレはAztec Cameraのアルバムで1番気に入ってるのは『Stray』だったりする。ので、これと『Love』のデラックスがあったけど、そっちは我慢した。『Stray』が見せる渋いの、アーマー、ネオアコってのは元々ある程度渋さあるのだけど、まあそれは当時のヒットチャートな音楽との関係での、話ではあるけれど、『Stray』はネオアコって言葉の効力がほぼ消えた状態で出てきたアルバムで、んー今更とか思いつつ、なんとなく買って、繰り返した。ので、久々に『Stray』再生の準備が出来ているのだけど、やっぱここは素直に『PBX Funicular Intaglio Zone』から始めるか・・・。ちょい、ドキドキ、する。
と、書いて、聴いて、終わったので、続きを書く。まあ、『Letur - Lefr』で『PBX Funicular Intaglio Zone』がどうなるかは、わかってた。ニカを取り入れたパターンで、その音はニカのオーソドックス、って、言える。ニカ的なやり方は以前にもやってる。でもそれは前寄りだった。して、このやり方だろうがなんだろうが、Fruscianteのニオイってのはそのまま、音になってる。今頃おもいっきしムンベーのを入れてる。あー、SquarepusherAphex Twinか、好きなんだろうなってのもしてくる。ヒップホップのも入れてる。Kraftwerk的なもある。でもハウスは無い。多分、Fruscianteにとってはハウスは完全なダンス・ミュージックなのかもな。だから多分そこは使わなかった。と、か、思う。とか、頭は考える。ロックが言葉を端折って考えさせるのはホントはイマイチな気もするのだけど、その辺、Fruscianteの音を聴くというのは、オレオレにしてくれる。インストな音楽として成立させているわけでもないのにそう、させる。ルルル。でもって、そういう装丁だけど、これはアメリカーナだと思う。そんで多分、Fruscianteが今、最もなアメリカーナなミュージシャンだと思う。Joe Henryも大好きだけど、彼の場合はそこから外れるのも、ある。Fruscianteは、そこじゃないように見えて、そこでしかないっていうか、そんな。